20 しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
21 というのは、死がひとりの人を通して来たように、死者の復活もひとりの人を通して来たからです。
22 すなわち、アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。
23 しかし、おのおのにその順番があります。まず初穂であるキリスト、次にキリストの再臨のときキリストに属している者です。
24 それから終わりが来ます。そのとき、キリストはあらゆる支配と、あらゆる権威、権力を滅ぼし、国を父なる神にお渡しになります。
25 キリストの支配は、すべての敵をその足の下に置くまで、と定められているからです。
26 最後の敵である死も滅ぼされます。
27 「彼は万物をその足の下に従わせた」からです。ところで、万物が従わせられた、と言うとき、万物を従わせたその方がそれに含められていないことは明らかです。
28 しかし、万物が御子に従うとき、御子自身も、ご自分に万物を従わせた方に従われます。これは、神が、すべてにおいてすべてとなられるためです。
パウロはキリストの復活を、「眠った者の初穂として死者の中からよみがえった」と表現していますが、その背景にはレビ記23:10~11に記された「初穂の祭り」があります。(1)この祭りは、四つある春の例祭の第三番目のもので、過越の祭りの後に来る最初の安息日の翌日(今で言う日曜日)に祝われました。(2)この祭りでは、イスラエル人たちは収穫の初穂の束を祭司のところに持って来て、祭司はそれを主に向かって揺り動かしました。ここで言う「収穫の初穂」とは、大麦の初穂のことです。大麦は、小麦よりも先に収穫されました。(3)初穂の祭りは、キリストの復活を予表しています。キリストは過越の祭りの時に十字架につけられ、3日目、つまり週の初めの日(日曜日)に甦りました。これによって、初穂の祭りが成就したのです。
キリストが初穂として復活したということは、それに続く復活があるということです。このことをパウロは、次のように説明しています。(1)アダムにあってすべての人が死んでいる。(2)しかし、キリストによってすべての人が生かされる。(3)その順番は、まず初穂であるキリストの復活、次にキリストを信じる者たちの復活である。信者の復活は、キリストの再臨の時に起こる。(4)それに続いてキリストの支配が実現する。これは、地上における千年王国の実現のことです。(5)千年王国の終わりに、最後の敵である死も滅ぼされ、キリストは御国を父なる神にお渡しになる。この様子は、ヨハネの黙示録20章に記されています。死が滅ぼされるのは、「白い御座の裁き」においてです。
復活の真理は、人が勝手に作り出したものではありません。それは、主の例祭(初穂の祭り)の中にすでに預言されていたものであり、キリストにあって成就したものです。キリストが復活されたがゆえに、私たちも復活します。キリストにあって復活の希望を抱く者はなんと幸いなことでしょうか。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。私には復活の希望があります。さらにその先に、千年王国の希望、永遠の御国の希望が与えられています。キリストを信じる者とされた幸いを心から感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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マラキ書3~4、テモテへの手紙 第二4
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