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創世記25:1 ~ 6

1 アブラハムは、もうひとりの妻をめとった。その名はケトラといった。

2 彼女は彼に、ジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデヤン、イシュバク、シュアハを産んだ。

3 ヨクシャンはシェバとデダンを生んだ。デダンの子孫はアシュル人とレトシム人とレウミム人であった。

4 ミデヤンの子は、エファ、エフェル、エノク、アビダ、エルダアであって、これらはみな、ケトラの子孫であった。

5 アブラハムは自分の全財産をイサクに与えた。

6 しかしアブラハムのそばめたちの子らには、アブラハムは贈り物を与え、彼の生存中に、彼らを東のほう、東方の国にやって、自分の子イサクから遠ざけた。

もうひとりの妻ケトラ(2)

財産分与

前回確認したように、ケトラはアブラハムに6 人の息子たちを産んだ。アブラハムには、約束の子イサク以外に、ハガルが産んだイシュマエルと、ケトラが産んだ6 人の息子たちがいた。アブラハムは、自分の死後のことを考え、財産分与を実行する。
「アブラハムは自分の全財産をイサクに与えた。しかしアブラハムのそばめたちの子らには、アブラハムは贈り物を与え、彼の生存中に、彼らを東のほう、東方の国にやって、自分の子イサクから遠ざけた」。アブラハムの知恵に注目しよう。「アブラハムのそばめたち」とは、ハガルとケトラのことである。「そばめたちの子どもら」とは、イシュマエルと6 人の息子たちのことである。アブラハムは、サラが産んだ約束の子イサクと、そばめたちの子らとを区別した。区別の内容は、次のようなものである。(1)イサクには自分の全財産を与えた。つまり、イサクをアブラハム家の相続人としたということである。(2)そばめの子どもら7 人には、相当の贈り物を与えたが、これは一度限りの贈り物で、いわば餞別せんべつのようなものである。その上で、彼らをイサクから遠ざけた。つまり、彼らを約束の地から遠ざけたということである。彼らが住んだ地は、ヨルダン川の東側、アラビヤの地方である。約束の地はイサクが継承するもので、そこに妨害が入ってはならないのである。

信仰の継承

アブラハムは、そばめの息子たちがアブラハム契約の一部でも継承できないことを熟知していた。そこで、自分の死後、息子たちの間に争いが起きないように、生前に問題を解決しておいたのである。さらに彼は、信仰の継承をイサクに対して行った。11 節には、「アブラハムの死後、神は彼の子イサクを祝福された」ということばが出てくる。父アブラハムが生きている間は、イサクはその家族の一員であるがゆえに、神からの祝福を受けた。しかし父の死後、彼は神から直接祝福を受けるようになった。このことの中に、信仰の継承が成功した様子を見ることができる。
信仰の父アブラハムは、終活においても信仰を発揮した。子どもたちの祝福を願う者は、死後に争いの種を残してはならない。財産分与と信仰の継承について熱心に考え、それに取り組むべきである。アブラハムの用意周到な姿から教訓を学ぶ人は、幸いである。

きょうの祈り

アブラハム、イサク、ヤコブの神よ。子孫のために何をなすべきか、考える機会を与えてくださり、感謝します。どうか私に知恵と信仰を与えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

民数記23~24、マタイの福音書12