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創世記25:7 ~ 11

7 以上は、アブラハムの一生の年で、百七十五年であった。

8 アブラハムは平安な老年を迎え、長寿をまっとうして息絶えて死に、自分の民に加えられた。

9 彼の子らイサクとイシュマエルは、彼をマクペラのほら穴に葬った。このほら穴は、マムレに面するヘテ人ツォハルの子エフロンの畑地の中にあった。

10 この畑地はアブラハムがヘテ人たちから買ったもので、そこにアブラハムと妻サラとが葬られたのである。

11 アブラハムの死後、神は彼の子イサクを祝福された。イサクはベエル・ラハイ・ロイの近くに住みついた。

アブラハムの死

長寿を全うしたアブラハム

この箇所で、第6 のトルドット「テラの歴史」が終了する。(1)アブラハムは、175 歳で死んだ。これは、創世記15:15 の成就である。「あなた自身は、平安のうちに、あなたの先祖のもとに行き、長寿を全うして葬られよう」。(2)当時イサクは75 歳、イサクの息子のエサウとヤコブは15 歳であった。アブラハムは、孫を見ることができたのである。(3)創世記の記述は、必ずしも時間順ではない。1つの物語を終了させてから、他の物語に入るのが創世記の手法である。
「アブラハムは平安な老年を迎え、長寿を全うして息絶えて死に、自分の民に加えられた」。(1)「自分の民に加えられた」とは、霊的に先祖たちがいるところに移ったという意味である。(2)この用語から、アブラハムの時代には「死後のいのちへの信仰」があったことが分かる。「死後のいのちへの信仰」こそ、地上生涯を立派に生きるための動機であり、力である。私たちもまた、イエス・キリストにあって、その確信を持つ者たちである。なんという幸いであろうか。(3)イサクとイシュマエルが、アブラハムをマクペラの墓地に葬った。その墓には、妻のサラが葬られていた。アブラハムは、自分の子孫の将来はカナンの地にしかないとの信仰の告白として、マクペラの墓地を買い取っていたが、彼自身が、その墓に葬られたのである。
「アブラハムの死後、神は彼の子イサクを祝福された。イサクはベエル・ラハイ・ロイの近くに住みついた」。(1)これまでは、イサクはアブラハムの家族の一員であるがゆえに、神からの祝福を受けていた。(2)父の死後、イサクはアブラハム契約の継承者として、神から直接祝福を受けるようになる。(3)ベエル・ラハイ・ロイは、主の御使いがハガルに現れ、イシュマエルの誕生を告げた場所であるが、ここは、イシュマエルではなく、イサクが所有するようになった。

死後のいのち

「自分の民に加えられた」という表現は、死後のいのちの希望を示している。この表現は、モーセの五書に10 回出てくる。以下の箇所がそれである。 創世記25:8(アブラハム)、 25:17(イシュマエル)、 35:29(イサク)、 49:29(ヤコブ)、 49:33(ヤコブ)、 民数記20:24(アロン)、 20:26(アロン)、 27:13(モーセ)、 31:2(モーセ)、 申命記32:50(アロンとモーセ)。人生の成否は、死後のいのちを確信するかどうかにかかっていることを覚えよう。

きょうの祈り

アブラハム、イサク、ヤコブの神よ。アブラハムのように生き、アブラハムのように死ぬことができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

民数記25~26、マタイの福音書13