1 さて、聖徒たちのための献金については、ガラテヤの諸教会に命じたように、あなたがたにもこう命じます。
2 私がそちらに行ってから献金を集めるようなことがないように、あなたがたはおのおの、いつも週の初めの日に、収入に応じて、手もとにそれをたくわえておきなさい。
3 私がそちらに行ったとき、あなたがたの承認を得た人々に手紙を持たせて派遣し、あなたがたの献金をエルサレムに届けさせましょう。
4 しかし、もし私も行くほうがよければ、彼らは、私といっしょに行くことになるでしょう。
パウロが「さて」という言葉を使うときは、何か新しいテーマに入ろうとするときです。きょうの箇所から、パウロはこの書簡のまとめに入ります。「聖徒たちのための献金」とは、エルサレム教会への献金のことです。(1)パウロは、エルサレム教会への支援を深く心に留めていました。「ガラテヤの諸教会に命じたように」とありますから、彼は異邦人教会全般にわたってこのテーマについて語っていたことが分かります。(2)エルサレム教会が貧しかった理由は、いろいろ考えられます。飢饉でエルサレムの町全体が貧しくなっていたことが考えられます。さらに、イエスを信じるユダヤ人たちが、経済面も含めたあらゆる面で迫害を受けていたとも考えられます。
エルサレムの聖徒たちを支援する理由は何でしょうか。最低三つの理由が考えられます(ローマ15:25~27、IIコリント8~9章、ガラテヤ2:10など参照)。(1)キリストにある兄弟が貧しい場合、その兄弟を助けるのはクリスチャンの愛の実践です。(2)異邦人信者がユダヤ人信者を助けるのは、両者がキリストにあって一つであることを表現する行為です。特に、パウロの異邦人伝道はユダヤ人信者の一部の人たちからは批判を受けてきましたので、この献金は重要な意味を持っていました。(3)そして何よりも、異邦人信者がユダヤ人を支援するのは当然の義務です。ローマ人への手紙15章27節で、パウロはこう述べています。「異邦人は霊的なことでは、その人々からもらいものをしたのですから、物質的な物をもって彼らに奉仕すべきです。」
パウロは、毎日曜日に各自の力に応じて捧げ、積み立てるよう命じています。その献金をエルサレムに持って行く方法については、パウロが推薦状を書いて、教会の代表が献金を持って行くか、パウロも同行するか、いずれでもよいと書いています。
メシアニック・ジューが異邦人クリスチャンの援助を必要としている事実は、今も変わりません。私たちは、ユダヤ人から霊的なもらいものをした異邦人クリスチャンです。ローマ人への手紙15:27の原則は、今も生きています。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。確かに私たちは、ユダヤ人から霊的なもらいものをしました。ローマ人への手紙1 5:2 7の原則を忘れていたことをお赦しください。ユダヤ人の兄弟たちを祝福したいという思いで私を満たしてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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ヨブ記10~12、詩篇103~104
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