8 わたしは彼らに合図して、彼らを集める。わたしが彼らを贖ったからだ。彼らは以前のように数がふえる。
9 わたしは彼らを国々の民の間にまき散らすが、彼らは遠くの国々でわたしを思い出し、その子らとともに生きながらえて帰って来る。
10 わたしは彼らをエジプトの地から連れ帰り、アッシリヤから彼らを寄せ集める。わたしはギルアデの地とレバノンへ彼らを連れて行くが、そこも彼らには足りなくなる。
11 彼らは苦難の海を渡り、海では波を打つ。彼らはナイル川のすべての淵をからす。アッシリヤの誇りは低くされ、エジプトの杖は離れる。
12 彼らの力は【主】にあり、彼らは主の名によって歩き回る。─【主】の御告げ─
イスラエルの民は、指導者不在のためにさ迷っていましたが、終末の時には、真の羊飼いによって導かれます。「わたしは彼らに合図して、彼らを集める。わたしが彼らを贖ったからだ。彼らは以前のように数がふえる」(8節)とあります。(1)「合図して」というのは、「口笛を吹いて」という意味です。聖書時代の羊飼いたちは、口笛や葦の笛を吹いて羊を集めました(士5:16 参照)。(2)メシアは贖われた民を約束の地に呼び集めます。その数は膨大なものになります。
「わたしは彼らを国々の民の間にまき散らすが、彼らは遠くの国々でわたしを思い出し、その子らとともに生きながらえて帰って来る」(9節)。(1)イスラエルの民は神の裁きによって離散の民となりました。しかし、彼らは約束の地に回復されます。(2)彼らは、離散の地で霊的救いを経験し、その子らとともに帰還します。
「わたしは彼らをエジプトの地から連れ帰り、アッシリヤから彼らを寄せ集める。わたしはギルアデの地とレバノンへ彼らを連れて行くが、そこも彼らには足りなくなる」(10節)。(1)エジプトとアッシリヤは、奴隷と捕囚という苦難を象徴する国々です。その苦難の地からイスラエルの民は寄せ集められます。(2)ギルアデはヨルダン川の東北に位置する放牧に適した地です。聖書時代は、マナセ族とガド族が定住しました。レバノンは約束の地の北限です。聖書時代にイスラエルがこの地を完全に征服したことはありませんでした。しかし、メシア的王国ではイスラエルの民はここにも住みます。(3)10節が伝えているメッセージは、メシア的王国においては、約束の地の周辺部でさえも人が住み着き、空いている場所がなくなるということです。(4)イスラエルの民の帰還を妨害する海(紅海)と川(ユーフラテス川)は、【主】によって打たれ、枯らされ、無力になります。
12節がこの箇所の締めくくりとなっています。「彼らの力は【主】にあり、彼らは主の名によって歩き回る。─【主】の御告げ─」。イスラエルの民は、救われた民としてメシア的王国の時代を生きます。メシア的王国成就の条件は主の再臨であり、主の再臨の条件はイスラエルの民の救いであることを覚えましょう。世界の歴史は動いており、私たちはメシア的王国(千年王国)の成就に近づいています。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたは歴史の支配者です。異邦人の救い、イスラエルの民の救い、そして再臨というあなたのご計画を覚え、今を生きるための力とさせてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
イザヤ書64~65、コリント人への手紙 第一9
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