4 さらに私は、私と話していた御使いにこう言った。「主よ。これらは何ですか。」
5 私と話していた御使いが答えて言った。「あなたは、これらが何か知らないのか。」私は言った。「主よ。知りません。」
6 すると彼は、私に答えてこう言った。「これは、ゼルバベルへの【主】のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって』と万軍の【主】は仰せられる。
7 大いなる山よ。おまえは何者だ。ゼルバベルの前で平地となれ。彼は、『恵みあれ。これに恵みあれ』と叫びながら、かしら石を運び出そう。」
8 ついで私に次のような【主】のことばがあった。
9 「ゼルバベルの手が、この宮の礎を据えた。彼の手が、それを完成する。このとき、あなたは、万軍の【主】が私をあなたがたに遣わされたことを知ろう。
10 だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか。これらは、ゼルバベルの手にある下げ振りを見て喜ぼう。これらの七つは、全地を行き巡る【主】の目である。」
ゼカリヤは「主よ。これらは何ですか」(4節)と質問しています。彼は、燭台がイスラエルを象徴していることは知っていました。彼が質問しているのは、この幻が与えられた目的です。(1)ゼルバベルは神殿再建に着手しましたが、さまざまな妨害と民の無気力に直面していました(ハガ2:1〜9)。その彼に励ましのことばが語られます。それが、「権勢によらず、能力によらず」というものです。これは、人間的な力によって神殿建設が行われるのではないということを示しています。(2)「わたしの霊によって」とは、聖霊の力によって神殿が再建されるということです。神のわざは、聖霊に感動した神の民によって推進されます。この真理は、今も変わりません。
「大いなる山よ。おまえは何者だ。ゼルバベルの前で平地となれ。彼は、『恵みあれ。これに恵みあれ』と叫びながら、かしら石を運び出そう」(7節)。(1)「山」が象徴的意味で使われる場合は、王国や王を指します。ここでの山とは、ペルシヤ王国のことでしょう。その山が崩されて、平地となります。(2)その結果、ゼルバベルは神殿を完成するようになります。神殿の工事を開始した彼が(エズ3:8)、それを完成させます(エズ6:14 ~15)。「かしら石」とは、最後に据える石です。
神殿が完成した時、人々は「万軍の【主】がメシア(私)を遣わしたこと」を知るようになります。つまり、ゼカリヤが【主】の預言者であることが証明されるということです。「だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか。これらは、ゼルバベルの手にある下げ振りを見て喜ぼう。これらの七つは、全地を行き巡る【主】の目である」(10節)。(1)神殿工事着工の日に、その始まりは小さいとあざけった人たちがいました(エズ3:12、ハガ2:3)。彼らは、神のみわざの大きさを理解しなかったのです。この第2神殿は、ヘロデ大王によってさらに拡張されます。(2)「下げ振り」とは工事に使う錘でしょう。これら(7つのともしび皿)は、それを見て喜ぶのです。つまり、神はゼルバベルによる神殿再建を喜んでおられるということです。(3)7つの皿は、「全地を行き巡る【主】の目」です。これは、聖霊の全知・偏在の性質を描写しています。
主のわざは最初は小さなものに見えますが、それを侮ってはなりません。聖霊の力によって、主の事業を推進する人は幸いです
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私が、小さなことに忠実な者となれますように、私をお助けください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
イザヤ書22~23、ローマ人への手紙10
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