1 ああ、悲しいことだ。私は夏のくだものを集める者のよう、ぶどうの取り残しの実を取り入れる者のようになった。もう食べられるふさは一つもなく、私の好きな初なりのいちじくの実もない。
2 敬虔な者はこの地から消えうせ、人の間に、正しい者はひとりもいない。みな血を流そうと待ち伏せし、互いに網をかけ合って捕らえようとする。
3 彼らの手は悪事を働くのに巧みで、役人は物を求め、さばきつかさは報酬に応じてさばき、有力者は自分の欲するままを語り、こうして事を曲げている。
4 彼らのうちの善人もいばらのようだ。正しい者もいばらの生け垣のようだ。あなたの刑罰の日が、あなたを見張る者の日が来る。今、彼らに混乱が起きる。
5 友を信用するな。親しい友をも信頼するな。あなたのふところに寝る者にも、あなたの口の戸を守れ。
6 息子は父親を侮り、娘は母親に、嫁はしゅうとめに逆らい、それぞれ自分の家の者を敵としている。
きょうの個所は、預言者ミカが語っている言葉です。彼は、「預言的未来」について語っています。その内容は、イスラエルの民に下る最終的な裁きです。それがいつ成就するのかは、1~ 2節の言葉によって知ることができます。(1)彼は非常に悲しんでいます。その理由は、自分が、刈り取りが終わった畑に出て行って実を集める者のようになったからです。つまり、実は残っていないのです。(2)「初なりのいちじく」とは、非常に美味なもので、すぐに摘み取られます(イザ28:4、ホセ9:10参照)。この文脈では、「初なりのいちじく」とは「義人(敬虔な者)」、つまり、「イスラエルの残れる者」のことです。(3)「敬虔な者はこの地から消えうせ、人の間に、正しい者はひとりもいない」とあります(2節)。どの時代においても、「イスラエルの残れる者」は存在するわけですから、敬虔な者が1人もいない状態というのは考えにくいことです。ただし、預言的未来を考えると、そうなる時が1つだけあります。それは、教会が携挙された直後の時代です。信者はすべて天に挙げられますので、地上には不信者しか残らなくなります。その時に、大患難時代が訪れます。
預言者ミカは、大患難時代にイスラエルの民が経験するようになることを覚え、「ああ、悲しいことだ」と大いに嘆いています。(1)彼らは、社会全般にわたる堕落を経験するようになります。2節には「みな血を流そうと待ち伏せし、互いに網をかけ合って捕らえようとする」とあります(詩12:1、14:2~3、53:2~3、イザ57:1~ 2参照)。(2)また彼らは、法律の世界での堕落を経験するようになります。3節に「彼らの手は悪事を働くのに巧みで、役人は物を求め、さばきつかさは報酬に応じてさばき、有力者は自分の欲するままを語り、こうして事を曲げている」とあります。(3)善人と見なされている人でも、実体は堕落しています。4節に「彼らのうちの善人もいばらのようだ。正しい者もいばらの生け垣のようだ」とあります。(4)それゆえ、彼の上に大患難時代が襲ってきます。「あなたの刑罰の日が、あなたを見張る者の日が来る。今、彼らに混乱が起きる」。「あなたを見張る者の日」とは裁きの日、大患難時代のことです。
大患難時代になると、すべての人間関係が破壊されます。隣人も、親友も、妻でさえも信用できなくなります。また、家族関係も破壊されます。ユダヤ人たちは、強固な家族関係を持っている民として有名です。その彼らの家族関係が破壊されるのです。「息子は父親を侮り、娘は母親に、嫁はしゅうとめに逆らい、それぞれ自分の家の者を敵としている」とあるとおりです。主イエスもまた同じ預言をされました(マタ10:34 ~ 36で、主イエスはミカのこの預言を引用されました)。イエスをメシアと認めるかどうかで、人間関係や家族関係は、破壊されたり、修復されたりします。人類が抱えるすべての問題の解決は、イエス・キリストにあります。良き人間関係の回復を願うなら、まず自分が主イエスとの親密な関係を築くことが大切です。主イエスの内にすべての問題に対する解決策があります。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。過去、現在、未来にわたり、「主イエスの内にすべての問題に対する解決策がある」という真理は変わりません。まず私から、主との関係の構築を始めます。どうか私を助けてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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