9 聞け。【主】が町に向かって叫ばれる。─御名を恐れることがすぐれた知性だ─聞け。部族、町を治める者。
10 まだ、悪者の家には、不正の財宝と、のろわれた枡目不足の枡があるではないか。
11 不正なはかりと、欺きの重り石の袋を使っている者を罪なしとすることがわたしにできようか。
12 富む者たちは暴虐に満ち、住民は偽りを言う。彼らの口の中の舌は欺く。
13 わたしもそこで、あなたを打って痛め、あなたの罪のために荒れ果てさせる。
14 あなたは食べても満ち足りず、あなたの腹は飢える。あなたは、移しても、のがすことはできない。あなたがのがした者は、わたしが剣に渡す。
15 あなたは種を蒔いても、刈ることがなく、オリーブをしぼっても、油を身に塗ることがない。新しいぶどう酒を造っても、ぶどう酒を飲むことができない。
16 あなたがたはオムリのおきてと、アハブの家のすべてのならわしを守り、彼らのはかりごとに従って歩んだ。それは、わたしがあなたを荒れ果てさせ、住民をあざけりとするためだ。あなたがたは、国々の民のそしりを負わなければならない。
きょうの箇所は、再び【主】のことばに戻っています。イスラエルの民はミカ6:8の命令を実行することに失敗しました。失敗の内容が1つ1つ指摘されます。(1)彼らは【主】の正義を行うことに失敗しました(8 節の「公義を行い」の失敗です)。そのことを象徴しているのが、「枡目不足の枡」、「不正なはかり」、「欺きの重りの石の袋」です。これはモーセの律法で禁じられていることです。「あなたがたはさばきにおいても、ものさしにおいても、はかりにおいても、分量においても、不正をしてはならない。正しいてんびん、正しい重り石、正しいエパ、正しいヒンを使わなければならない。わたしは、あなたがたをエジプトの地から連れ出した、あなたがたの神、【主】である」(レビ19:35 ~36。申25:13 ~16 も参照)。彼らはモーセの律法に違反した行いをしていました。(2)彼ら、特に富む者たちは、社会的不正義を行いました。「富む者たちは暴虐に満ち、住民は偽りを言う。彼らの口の中の舌は欺く」とあるとおりです。彼らは隣人愛を実践することに失敗しました(8節の「誠実を愛し」の失敗です)。
第3の失敗に入る前に、罪のゆえに下る裁きの内容が挿入句のようにして宣言されています(13~15 節)。【主】の裁きが下ると3つの悲劇が起こります。(1)土地は荒廃します(13節)。(2)ききんが襲います(14節)。(3)収穫物の不作が続きます(14~15 節)。
第3の失敗は偶像礼拝の罪です(8節の「神とともに歩む」の失敗です)。「あなたがたはオムリのおきてと、アハブの家のすべてのならわしを守り、彼らのはかりごとに従って歩んだ。それは、わたしがあなたを荒れ果てさせ、住民をあざけりとするためだ。あなたがたは、国々の民のそしりを負わなければならない」(16節)とあります。(1)オムリは北王国イスラエルで新しい王朝を始めた人物です。彼は、彼以前のどの王よりも、金の子牛の礼拝を強調しました。オムリは悪王です(Ⅰ列16:25 ~ 26)。(2)アハブはフェニキアからイゼベルを妻に迎え、イスラエルにバアル礼拝を広めた王です。彼もまた父オムリと同様、悪王です(Ⅰ列16:30 ~33)。
この箇所から教訓を学びましょう。もし内面的な義(信仰)が伴っていないなら、外面的な儀式には何の意味もありません。内面的な実質があって初めて、儀式に意味が出てきます。そのことを覚えて、【主】の前を真実に歩むことを志しましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたとともに歩むことを志します。どうか私を助けてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
士師記19~20、ルカの福音書17
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