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マルコの福音書15:22~23

22 そして、彼らはイエスをゴルゴタの場所(訳すと、「どくろ」の場所)へ連れて行った。

23 そして彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒をイエスに与えようとしたが、イエスはお飲みにならなかった。

ゴルゴタに着いて

ゴルゴタの場所

イエスとクレネ人シモンとは、刑場に着きました。その場所は、ゴルゴタと呼ばれていました。「どくろ」という意味です。そこが「どくろ」のような形をしていたからそう呼ばれたのではありません。死刑を執行する場所だからそう呼ばれたのです。日本でも、「首塚」という言葉があります。これは、討ち取った敵の首を供養するために作った塚のことで、決して首のような形をしていたわけではありません。なお、「カルバリ」というのはラテン語の呼び名です。
ゴルゴタは、城壁から遠く離れていたのではなく、城壁のすぐ外にあったと思われます。十字架刑は見せしめの刑ですから、誰でもすぐに見に来られる場所、公道に近い場所がいいのです。イエスは多くの敵と野次馬が見守る中、十字架につけられました。

没薬を混ぜたぶどう酒

ローマ兵たちは、イエスを十字架につける前に、没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとします。これは、当時の習慣の一つで、少しでも十字架刑の痛みを和らげてやろうという配慮から出たものです。このぶどう酒は、鎮痛剤としての役割を果たしました。しかしイエスは、それをなめただけで、飲もうとはされませんでした。その理由は、最後まで意識を正常に保つためです。この鎮痛剤は、痛みを和らげると同時に、意識をもうろうとさせるという作用もありました。十字架の苦しみに耐え、最後まで激しい霊の戦いを戦い抜こうとしているイエスにとっては、意識がもうろうとすることは決して歓迎すべきことではありませんでした。
ここで、詩篇6921が成就しています。「彼らは私の食物の代わりに、苦味を与え、私が渇いたときには酢を飲ませました」。主イエスは、私たちの罪のために、最後まで苦しみに耐え、父なる神のみこころを実行してくださいました。その苦しみは強いられたものではなく、自発的なものでした。今イエスの愛と痛みを思いつつ、心から主を礼拝しましょう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。私の罪のために、主イエスは十字架の苦しみを全うしてくださいました。ありがとうございました。今心から主を愛し、礼拝を捧げます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記49~50、ヨハネの福音書 3