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マルコの福音書14:22

22 それから、みなが食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福して後、これを裂き、彼らに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしのからだです。」

イエスのからだ

過越の食事の順序(続き)

過越の食事の順序について再確認します。(1)第一の杯(感謝の杯)が配られました。(2)次にイエスは僕の姿を取り、弟子たちの足を洗われました。(3)それから、第二の杯(裁きの杯)が配られました。これは、福音書には記載されていませんが、当時の習慣から当然言えることです。(4)次に、パセリを塩水に浸して食べました。その時イエスは、ユダの裏切りを予告されました。(5)それから、種なしパンが配られます。きょうは、種なしパンについて詳細に学びます。

種なしパンの意味

過越の食事では、「アフィコーメンの儀式」と言われるものが行なわれていました。食卓に亜麻布でできた袋が用意されました。この袋の中は、三つの部分に分かれていました。おのおのの部分に、平べったい形をした種なしパンが入れられました。合計3枚です。これは、三位一体の神を表わしています。真中のパンは、当然、子なる神を表わしています。そのパンは二つに裂かれ、半分のみ食し、残りの半分は布にくるんで家のどこかに隠されました。それからメインコースを食します。食事が終わると、隠しておいた残りの半分のパンが持ち出され、布から出され、食されます。つまり、「アフィコーメンの儀式」は、メインコースを挟んで前半と後半に分かれていたということです。前半はイエスの十字架を、後半はイエスの復活を象徴しています。
イエスは、「取りなさい。これはわたしのからだです」と言われました。「これ」とは、裂かれた種なしパンの半分のことです。(1)このパンは、出エジプトの出来事を記念するための種なしパンでした。(2)このパンは、イエスには罪がなかったことを象徴しています。(3)このパンによって、イエスは私たちと新しい約束を結ばれました。このパンを食する者(イエスの十字架を信じ受け入れる者)は、罪の贖いを受けるという約束です。あなたはこのパンを食し(十字架につけられたイエスを信じ)、サタンと罪の支配から解放されましたか。もし確信がないなら、今、信じますと祈りましょう。そう祈ることは、契約書にサインを押すのと同じことです。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。御子イエスは、私の罪のために鞭打たれ、釘付けにされました。その打ち傷によって私は癒されました。今、主イエスを信じます。罪赦されたことを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記23~24、マルコの福音書 10