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ルツ記2:4~16

4 ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て、刈る者たちに言った。「【主】があなたがたとともにおられますように。」彼らは、「【主】があなたを祝福されますように」と答えた。

5 ボアズは刈る者たちの世話をしている若者に言った。「これはだれの娘か。」

6 刈る者たちの世話をしている若者は答えて言った。「あれは、ナオミといっしょにモアブの野から帰って来たモアブの娘です。

7 彼女は、『どうぞ、刈る人たちのあとについて、束の間で、落ち穂を拾い集めさせてください』と言い、ここに来て、朝から今まで家で休みもせず、ずっと立ち働いています。」

8 ボアズはルツに言った。「娘さん。よく聞きなさい。ほかの畑に落ち穂を拾いに行ったり、ここから出て行ったりしてはいけません。私のところの若い女たちのそばを離れないで、ここにいなさい。

9 刈り取っている畑を見つけて、あとについて行きなさい。私は若者たちに、あなたのじゃまをしてはならないと、きつく命じておきました。のどが渇いたら、水がめのところへ行って、若者たちの汲んだのを飲みなさい。」

10 彼女は顔を伏せ、地面にひれ伏して彼に言った。「私が外国人であるのを知りながら、どうして親切にしてくださるのですか。」

11 ボアズは答えて言った。「あなたの夫がなくなってから、あなたがしゅうとめにしたこと、それにあなたの父母や生まれた国を離れて、これまで知らなかった民のところに来たことについて、私はすっかり話を聞いています。

12 【主】があなたのしたことに報いてくださるように。また、あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、【主】から、豊かな報いがあるように。」

13 彼女は言った。「ご主人さま。私はあなたのご好意にあずかりとう存じます。私はあなたのはしためのひとりでもありませんのに、あなたは私を慰め、このはしためにねんごろに話しかけてくださったからです。」

14 食事のとき、ボアズは彼女に言った。「ここに来て、このパンを食べ、あなたのパン切れを酢に浸しなさい。」彼女が刈る者たちのそばにすわったので、彼は炒り麦を彼女に取ってやった。彼女はそれを食べ、十分食べて、余りを残しておいた。

15 彼女が落ち穂を拾い集めようとして立ち上がると、ボアズは若者たちに命じて言った。「あの女には束の間でも穂を拾い集めさせなさい。あの女に恥ずかしい思いをさせてはならない。

16 それだけでなく、あの女のために、束からわざと穂を抜き落としておいて、拾い集めさせなさい。あの女をしかってはいけない。」

ボアズとの出会い

主人としてのボアズ

人の上に立つ人は、部下をどのように扱うべきか、熟慮する必要があります。人を物のように扱うなら、神を悲しませ、自らその報いを刈り取ることになります。それに対して、主への恐れと愛をもって部下を処遇するなら、主からの祝福が下るようになります。
(1)ボアズと僕たちの会話に注目しましょう。ボアズは「主があなたとともにおられますように」と言い、僕たちは「主があなたを祝福されますように」と答えています。収穫の畑で主人と労働者が交わすあいさつとは思えません。何と幸いな上下関係でしょうか。ボアズは神を崇拝し、僕たちはそのボアズを敬慕していたのです。(2)ボアズは、かいがいしく落ち穂拾いをしている女に目を留め、世話係の若者に、「これはだれの娘か」と訊いています。その結果、それがナオミといっしょにモアブの野から帰って来たモアブの女のルツであることを知ります。ボアズはその献身的な姿に感動し、ルツを大切に扱うように僕たちに命じます。ボアズには、身分や人種によって人を差別することがなかったのです。

ボアズはキリストの型

自分をルツの立場に置いてこの箇所を読んでみましょう。すると、ボアズがキリストの姿を予表しているように思えるはずです。(1)ボアズはルツに、「あなたがその翼の下に避け所を求めて来たイスラエルの神、主から、豊かな報いがあるように」と語りかけています。私たちクリスチャンは、イエス・キリストを通してイスラエルの神の翼の下に避け所を見出した者たちです。(2)ボアズはルツに、パン切れを酢に浸して食べるように勧めています。また、炒り麦を取って、彼女に与えています。これら一連の行為は、キリストの最後の晩餐を思い出させます。
ルツはボアズが示した好意に、そのまま与っています。そこに彼女の純真で従順な姿が現われています。キリストが与えてくださる愛と恵みを、幼子のように受け取る人は、救われます。「しかしイエスは、幼子たちを呼び寄せて、こう言われた。『子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです』」(ルカ1816)。

きょうの祈り

イスラエルの神よ。私は主イエスを通して、あなたの翼の下に避け所を見出しました。きょうもあなたの翼で私をお守りください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ヨブ記16〜18、ヘブル人への手紙1