14 見よ。きょう、私は世のすべての人の行く道を行こうとしている。あなたがたは、心を尽くし、精神を尽くして知らなければならない。あなたがたの神、【主】が、あなたがたについて約束したすべての良いことが一つもたがわなかったことを。それは、一つもたがわず、みな、あなたがたのために実現した。
15 あなたがたの神、【主】があなたがたについて約束したすべての良いことが、あなたがたに実現したように、【主】はまた、すべての悪いことをあなたがたにもたらし、ついには、あなたがたの神、【主】が、あなたがたに与えたこの良い地から、あなたがたを根絶やしにする。
16 主があなたがたに命じたあなたがたの神、【主】の契約を、あなたがたが破り、行って、ほかの神々に仕え、それらを拝むなら、【主】の怒りはあなたがたに向かって燃え上がり、あなたがたは主があなたがたに与えられたこの良い地から、ただちに滅びうせる。」
きょうはヨシュアの遺言の3回目、最終回です。ヨシュアは、「見よ。きょう、私は世のすべての人の行く道を行こうとしている」と語っています。これは、死のうとしているという意味です。110歳まで忠実に生きた主の僕が、死を目前にして語る言葉には重みがあるはずです。ヨシュアは今までの歩みを振り返り、結論としてこう語ります。(1)主なる神は契約の神であり、ご自身の約束をすべて守られるお方である。(2)神の約束は、イスラエルの民のために一つもたがわずに実現した。(3)もし民が不真実になるなら、約束された良い事が実現したのと同様の確かさで、悪しき事が起り得る。神は歴史の支配者であり、善には祝福を、悪には呪いをお与えになるお方である。
イスラエルの民は、心を尽くし、精神を尽くして、神が歴史の支配者であることを知らねばなりませんでした。私たちクリスチャンも、神の愛と恵みを信じると同時に、神を恐れることも学ばねばなりません。神は私たちの思いどおりに動かせるようなお方ではありません。今、王の王、主の主である方に礼拝を捧げましょう。
ここで、ヨシュアの遺言をまとめてみます。彼は、主なる神に従うための具体的な点として、以下の5つを強調しています。(1)申命記に表わされたモーセの律法を忠実に守るように。(2)カナンの地で行なわれている偶像礼拝に、決して巻き込まれることのないように。(3)カナンの地の先住民たちと雑婚関係に入り、彼らの風習を採用したり、その影響を受けたりすることのないように。(4)神を全人的に愛し、人格的交流によって律法を全うするように。(5)どんな時でも、主なる神にのみ信頼するように。
以上の原則は、私たちにも当てはまります。主イエスは荒野でサタンの誘惑に会った時、次のように語っておられます。「『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい』と書いてある」(ルカ4:8)。今あなたは、悪霊どもの誘惑に会っていますか。それなら、主イエスが引用されたみことばを、悪霊どもに対して宣言すべきです。「下がれ、悪しき者たち。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい』と書いてある」
きょうの祈り
創造主よ。どうかあなたを信頼することと、あなたを恐れることとを学ばせてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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エレミヤ書16~17、コリント人への手紙 第一15
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