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ヨシュア記23:1~8

1 【主】が周囲のすべての敵から守って、イスラエルに安住を許されて後、多くの日がたち、ヨシュアは年を重ねて老人になっていた。

2 ヨシュアは全イスラエル、その長老たちや、かしらたちや、さばきつかさたち、およびつかさたちを呼び寄せて彼らに言った。「私は年を重ねて、老人になった。

3 あなたがたは、あなたがたの神、【主】が、あなたがたのために、これらすべての国々に行ったことをことごとく見た。あなたがたのために戦ったのは、あなたがたの神、【主】だからである。

4 見よ。私は、ヨルダン川から日の入るほうの大海まで、これらの残っている国々と、すでに私が断ち滅ぼしたすべての国々とを、相続地として、くじによってあなたがたの部族に分け与えた。

5 あなたがたの神、【主】ご自身が、あなたがたの前から彼らを追いやり、あなたがたの目の前から追い払う。あなたがたは、あなたがたの神、【主】があなたがたに告げたように、彼らの地を占領しなければならない。

6 あなたがたは、モーセの律法の書にしるされていることを、ことごとく断固として守り行い、そこから右にも左にもそれてはならない。

7 あなたがたは、これらの国民、あなたがたの中に残っているこれらの国民と交わってはならない。彼らの神々の名を口にしてはならない。それらによって誓ってはならない。それらに仕えてはならない。それらを拝んではならない。

8 ただ、今日までしてきたように、あなたがたの神、【主】にすがらなければならない。

ヨシュアの遺言(1)

信仰による征服

ヨシュアは年を重ねて老人になっていました。ヨシュア記2429によれば、110歳になっていたことがわかります。彼は死の直前で遺言を語りました。信仰の偉人でありエジプトを出て以来の指導者であったヨシュアが最後に語る言葉は、注目に値します。そのヨシュアの遺言を3回に分けて学んでみましょう。きょうはその1回目です。
ヨシュアは全イスラエルを呼び寄せ、次のように語りました。(1)カナンの地征服の戦いは、何よりも主の戦いであり、主の勝利であった。(2)相続地として分割された土地の中には、まだ占領が完了していない地域もある。(3)自分が死んでからも、主なる神を信じつつ、征服の事業を継続しなければならない。

モーセの律法

ヨシュアは、神からの祝福を受けるためには以下の3点に注目せよと語ります。(1)モーセの律法(内容は申命記に記されている)を守り行ない、そこから右にも左にもそれてはならない。ヨシュアは、モーセの後継者となった時から揺るぎなき律法厳守の姿勢を貫き通してきました。それゆえ、主からの祝福を受けることができたのです。(2)カナンの地に残っている異教徒たちの偶像礼拝に巻き込まれてはならない。偶像礼拝に関する具体的な内容が列挙されています。「神々の名を口に唱える」、「誓う」、「仕える」、「拝む」などは禁止されました。(3)主にすがらなければならない。これは、熱心に、全人的に主なる神を信頼することを指します。律法は単なる文字ではありません。主なる神との人格的交流によって、本当の意味での律法遵守じゅんしゅが実現します。
私たちにも神から与えられた使命があります。しかもそれはまだ、未完成です。地上生涯においてすべての使命を終えるためには、信仰による決断が必要です。あなたは偶像礼拝を避けていますか。父なる神との人格的交流を楽しみ、そこから新しい力を得ていますか。律法主義から解放され、聖霊の導きによって歩んでいますか。きょうもう一度、神への献身の決意を新たにしようではありませんか。

きょうの祈り

天の父なる神さま。今熱心にあなたにより頼みます。どうか私に与えられている使命を全うすることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

エレミヤ書12~13、コリント人への手紙 第一13