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出エジプト記25:17 〜 22

17 また、純金の『あがないのふた』を作る。長さは二キュビト半、幅は一キュビト半。

18 つちで打って作った二つの金のケルビムを『贖いのふた』の両端に作る。

19 一つのケルブは一方の端に、他のケルブは他方の端に作る。ケルビムを『贖いのふた』の一部としてそれの両端に作らなければならない。

20 ケルビムは翼を上のほうに伸べ広げ、その翼で『贖いのふた』をおおうようにする。互いに向かい合って、ケルビムの顔が『贖いのふた』に向かうようにしなければならない。

21 その『贖いのふた』を箱の上に載せる。箱の中には、わたしが与えるさとしを納めなければならない。

22 わたしはそこであなたと会見し、その『贖いのふた』の上から、すなわちあかしの箱の上の二つのケルビムの間から、イスラエル人について、あなたに命じることをことごとくあなたに語ろう。

贖いの蓋

契約の箱に載せる蓋

「贖いのふた」は、契約の箱の上に載せる蓋である。「贖いの座」(新共同訳)とか「恵みの座(the mercy seat)」(英語訳)という訳もある。(1)大きさは契約の箱のサイズと同じだが、箱の上に載せるので、当然のことである。(2)材質はすべて純金である。(3)2 つの金のケルビムを両端に作る。ケルビムは互いに向かい合い、翼を上の方に伸べ広げ、「贖いのふた」を覆うように配置する。天使について若干触れておく。天使の最高位がケルビム(単数形はケルブ)である。ケルビムには翼が4 つある。次がセラフィム(単数形セラフ)で、翼が6 つある。最下位にいるのが一般の天使で、彼らには翼はない。

「贖いのふた」の3 つの役割

「贖いのふた」には、3 つの役割がある。(1)神の御座としての役割。蓋の上には、最高位の天使ケルビムが置かれた。シャカイナグローリーは、ケルビムとの関連でのみ語られている。聖書には、「ケルビムの上に座す【主】」という表現がたびたび出て来る(1 サム4:4、2 サム6:2、2 列19:15)。詩篇80:1 には、「ケルビムの上の御座に着いておられる方よ」とある。(2)贖いの場としての役割。「贖いのふた」は、ヘブル語では「カッポーレス」である。この言葉には、「覆う」または「隠す」という意味がある。「罪を覆う」、「罪を隠す」という意味でも用いられる。ヘブル9:5 では、「ヒラステーリオン」(ギリシア語)と呼ばれている。この言葉は、「贖罪所」(口語訳)、「贖罪蓋」(新改訳)、「償いの座」(新共同訳)などと訳されている。ここは、大祭司が年に一度、いけにえの血を振りかける場所である(レビ16:11 〜 17)。(3)啓示の場としての役割。「わたしはそこであなたと会見し、その『贖いのふた』の上から、すなわちあかしの箱の上の二つのケルビムの間から、イスラエル人について、あなたに命じることをことごとくあなたに語ろう」とある。神は、そこでモーセに啓示を与えると言われた。
「贖いのふた」は、キリストの贖いを示す型である。ヘブル9:1 〜 14 から、以下のことを学ぶことができる。蓋の上にやぎの血が振りかけられ、罪に対する神の怒りが静められた。この儀式は、イエスが十字架上で私たちの罪のために死なれたことを示す型となっている。キリストの犠牲的死は、一度限りのもので、その効果は永遠に続く。以上のことを覚え、父なる神に感謝の祈りを捧げよう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。贖いのふたは、主イエスの死を予表しています。十字架によって、私の罪の代価は完全に支払われていることを感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

イザヤ書32~33、ローマ人への手紙13