1 【主】はモーセに告げて仰せられた。
2 「わたしに奉納物をささげるように、イスラエル人に告げよ。すべて、心から進んでささげる人から、わたしへの奉納物を受け取らなければならない。
3 彼らから受けてよい奉納物は次のものである。金、銀、青銅、
4 青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、
5 赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、
6 燈油、そそぎの油とかおりの高い香のための香料、
7 エポデや胸当てにはめ込むしまめのうや宝石。
神はシナイ山の頂上にあって、シャカイナグローリーの中からモーセに語っている。「わたしに奉納物をささげるように、イスラエル人に告げよ。すべて、心から進んでささげる人から、わたしへの奉納物を受け取らなければならない」。(1)強制ではなく、心から進んで捧げる人から、奉納物を受け取る。(2)身分、経済力、捧げ物の多寡に関係なしに受け取る。つまり、その捧げ物が自発的であるかどうかだけが条件となる。(3)神殿建設の際にも、ダビデとその民は同じことをするようになる(1 歴29:6 〜 14)。(4)律法の時代でも自発性が要求されたとするなら、恵みの時代に入った今は、なおさら自発的に捧げる必要がある。自発的でない例が、出エジプト32 章に出て来る。金の子牛事件では、アロンが「私のところに持って来なさい」と命じている。これは、強制的な捧げ物である。
奉納物はすべて、エジプト人から受けたものである。出エジプト12:36 には、次のようにあった。「【主】はエジプトがこの民に好意を持つようにされたので、エジプト人は彼らの求めを聞き入れた。こうして彼らはエジプトからはぎ取った」(新改訳2017)。(1)イスラエルの民がエジプト人から富を得ることができたのは、【主】の働きのゆえである。つまり、民の奉納物は、もともと【主】から与えられたものなのである。私たちの捧げ物にも、これと同じ原則が適用される。(2)各人が異なった富を所有していた。ある者は1 種類、ある者は2 種類、あるいはそれ以上を捧げた。彼らは、幕屋建設に必要な材料だけを捧げた。(3)合計15 種類の建設資材が列挙されている。①金、②銀、③青銅、④青色の撚り糸、⑤紫色の撚り糸、⑥緋色の撚り糸、⑦亜麻布(エジプトの名産。祭司の衣装となる)、⑧やぎの毛(天幕の材料として最適)、⑨赤くなめした雄羊の皮(幕屋の覆いとして使用される)、⑩じゅごんの皮(海に住む哺乳動物。紅海に住む)、⑪アカシヤ材(シナイ半島にある唯一の木。根が地中深く張る)、⑫燈油(オリーブ油)、⑬そそぎの油とかおりの高い香のための香料、⑭エポデや胸当てにはめ込むしまめのう、⑮その他の宝石。
自分にどのような賜物があるか、主の働きにどのように貢献できるか、黙想してみよう。誰にでも、少なくとも一つは賜物がある。自発的に捧げる人、自発的に奉仕する人を、主は祝福してくださる。
きょうの祈り
全知全能の神よ。あなたの豊かさの中から、私も豊かな賜物を受けました。神の栄光のためにそれを用いることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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