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出エジプト記19:3 〜 9

3 モーセは神のみもとに上って行った。【主】は山から彼を呼んで仰せられた。「あなたは、このように、ヤコブの家に言い、イスラエルの人々に告げよ。

4 あなたがたは、わたしがエジプトにしたこと、また、あなたがたをわしつばさに載せ、わたしのもとに連れて来たことを見た。

5 今、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るなら、あなたがたはすべての国々の民の中にあって、わたしの宝となる。全世界はわたしのものであるから。

6 あなたがたはわたしにとって祭司の王国、聖なる国民となる。これが、イスラエル人にあなたの語るべきことばである。」

7 モーセは行って、民の長老たちを呼び寄せ、【主】が命じられたこれらのことばをみな、彼らの前に述べた。

8 すると民はみな口をそろえて答えた。「私たちは【主】が仰せられたことを、みな行います。」それでモーセは民のことばを【主】に持って帰った。

9 すると、【主】はモーセに仰せられた。「見よ。わたしは濃い雲の中で、あなたに臨む。わたしがあなたと語るのを民が聞き、いつまでもあなたを信じるためである。」それからモーセは民のことばを【主】に告げた。

イスラエルの召命(1)

【主】からの呼びかけ(3 節)

山の上に雲があり、モーセはそれに向かって上って行った。雲とはシャカイナグローリー(神の臨在に伴う栄光)である。この時点で、モーセが山の頂に上った訳ではない(それは、まだ先のことである)。「あなたは、このように、ヤコブの家に言い、イスラエルの人々に告げよ」。ヤコブの家と、イスラエルの人々は、同じ意味である。出エジプト世代のイスラエルの民は、ヤコブ(イスラエル)の子孫である。

契約の前提(4 節)

「あなたがたは、わたしがエジプトにしたこと、また、あなたがたを鷲の翼に載せ、わたしのもとに連れて来たことを見た」。(1)これは過去の回顧で、【主】はイスラエルの民をエジプトから解放された。(2)「鷲の翼に載せ」とは、追っ手から速やかに救出したことを指す(申32:11、黙12:14 参照)。(3)「わたしのもとに連れて来た」とは、神の山シナイ山に来たことを指す。イスラエルの民は、神の御業の目撃者となった。それがシナイ契約の前提となる出来事である。

契約の条件(条項)(5a 節)

「今、もしあなたがたが、まことにわたしの声に聞き従い、わたしの契約を守るなら」。(1)ここには訳語の問題がある。「今」(新改訳、新共同訳)という訳と、「それで」(口語訳)という訳があるが、私見では、「それで」が良いと思う。つまり、「神からこれほどの恵みを受けたのだから、神の恵みに応答し、自らの責務を果たすべきである」という意味である。(2)「まことにわたしの声に聞き従い」とは、真心から、注意深く耳を傾け、喜んで従うことである。(3)「わたしの契約を守るなら」とあるが、契約の内容は、これから啓示される。それは、神からの祝福と民の責務についての啓示である。
神はイスラエルの民を祝福し、ご自身の計画を実行するための器として彼らを用いようとされている。神の命令に従うなら、民は大いなる祝福を受け、自らの存在意義を確認できるようになる。新約時代の信徒である私たちにも、神の祝福と、自らの存在意義が啓示されている。「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです」(1 ペテ2:9)

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。私の存在意義は、あなたの素晴らしいみわざを宣べ伝えることにあります。どうか私の人生を御心のままにお導きください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

サムエル記第一28~29、使徒の働き2