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マタイの福音書24:3

3 イエスがオリーブ山ですわっておられると、弟子たちが、ひそかにみもとに来て言った。「お話しください。いつ、そのようなことが起こるのでしょう。あなたの来られる時や世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」

弟子たちの質問

3 つの質問

この箇所では、イエスはオリーブ山の山頂に座っておられる(ラビが弟子たちに教える際の姿勢)。弟子たちは、神殿崩壊の預言を聞いて、不安になっていた。そこで彼らは、イエスのもとに来て、「しるし」に関する質問をした(マタ24:3、マコ13:3 ~4、ルカ21:7)。3 つの福音書の記述を総合すると、弟子たちは以下の3 つの質問をしたことが分かる。
(1)いつ、神殿崩壊という出来事が起こるのか。また、それが起こることを示す「しるし」は何か。ちなみに、この預言は紀元70 年に成就することになる。(2)再臨はいつ起こるのか。また、それが起こることを示す「しるし」は何か。この時点では、弟子たちはイエスの再臨はすぐにでも起こると考えていたはずである。いずれにしても、彼らは再臨のしるしを求めた。それは、メシア的王国(千年王国)がいつ成就するかという質問でもある。(3)世の終わりに突入するのはいつか。また、世の終わりに突入したという「しるし」は何か。ユダヤ的理解から言えば、「世」は「この世」と「来るべき世」に分かれる。「この世」が終わると、「来るべき世」(メシア的王国のこと)がやって来る。「世の終わり」とは、「この世の終わりが近い時代」、つまり「終末時代」を指している。以上の3 つの質問は、すべて、未来の出来事を予測するための「しるし」を求める質問である。これらの質問は、現代に生きる私たちにとっても、極めて重要なものである。

イエスの答え

上記の3 つの質問に対するイエスの答えが、「オリーブ山の説教」と呼ばれるものである。その内容を学ぶ前に、この説教の全体像をつかんでおこう。(1)イエスは、質問された順番に答えているのではない。(2)各福音書の記者は、イエスの答えの中で、自分のテーマに合った部分のみを取り上げて記録している(マタイは、最初の質問に対する答えを省略している)(3)イエスは、3 つの質問に答える前に、これから訪れようとしている教会時代の一般的な特徴について語っている。それが、次回学ぶ箇所(4 ~6 節)の内容である。
この箇所のまとめとして、次のことを覚えておこう。携挙(教会が天に挙げられること)と再臨とは、別の出来事である。携挙には「しるし」がないが、再臨には「しるし」がある。私たちは今、いつ携挙が起こってもおかしくない時代に生きている。常にその準備ができている人は幸いである。きょうもキリストとともに歩もうではないか。

きょうの祈り

天の父なる神さま。今は終末時代です。いつクリスチャンたちが天に挙げられる日がやって来てもおかしくない時代です。そのことを覚えて、きょうも主イエスとともに歩ませてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

歴代誌 第一18~19、ヨハネの黙示録5