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創世記1:3〜5

3 神は仰せられた。「光があれ。」すると光があった。

4 神は光を見て良しとされた。神は光とやみとを区別された。

5 神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕があり、朝があった。第一日。

第1日

光あれ

 ここから6日間にわたる神の創造の御業が始まる。第1日目には7つのステップが見られるが、このパターンが第2日目以降もくり返される。そのことから、創世記1:1〜2の内容は定型パターンの外にあるので、創造の第1日目以前の状況であることが分かる。
 さて、7つのステップとは以下のようなものである。(1)神がことばを発する。神はことばによって天地を創造された(ヨハ1:1〜3参照)。創造の業にはロゴス(第二位格の神)も、聖霊なる神も、ともに参加しておられた。(2)神のことばの内容は宣告(命令)である。神は、「光あれ」と言われた。これが、第1日目の宣告である。(3)神の宣告が成就する。「すると光があった」というのがそれである。この光は、太陽光ではない。なぜなら、太陽が造られるのは第4日目のことだからである。この光は、暗闇に輝くシャカイナ・グローリー(神の栄光)である。2コリント4:6には、「『光が、やみの中から輝き出よ』と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです」とある。(4)区別するという神の行為が次に続く。「神は光とやみとを区別された」とある。(5)次に、命名(あるいは祝福)という神の行為が続く。ここでは、「神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた」となっている。命名するという行為は、ヘブル的には、命名する対象に対して権威を持っていることを表している。(6)完成したものに対して神の評価が下る。「神は見て、良しとされた」というのがそれである。第1日目の場合は、これが4番目に登場するが、第2日目以降は6番目に登場する。(7)締めくくりのことばが出てくる。「夕があり、朝があった。第1日」というのがそれである。ユダヤ暦では、1日は夕から始まる。

教訓

 神が最初に光を創造されたことの意味について、黙想してみようではないか。光は神のご性質の現れである。光には、 清い、 明るい、 命の源である、 すべてを明らかにする、 熱を提供する、 癒しを提供する、 実りをもたらす、などの性質がある。私たちの神も、そのような性質をすべて持っておられる。神に従うとは、不信仰と罪の闇の中を歩くことではなく、信仰と道徳的清さの光の中を歩むことである。

きょうの祈り

天地創造の神よ。あなたは光であり、あなたの内には暗いところがありません。きょうも、光の中を歩ませてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

雅歌3~4、ヤコブの手紙2

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