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申命記4:15〜20 (新改訳2017)

15 あなたがたは自分自身に十分に気をつけなさい。【主】がホレブで火の中からあなたがたに語られた日に、あなたがたは何の姿も見なかったからである。

16 堕落して自分たちのために、どのような形の彫像も造らないようにしなさい。男の形も女の形も。

17 地上のどのような動物の形も、空を飛ぶ、翼のあるどのような鳥の形も。

18 地面をうどのようなものの形も、地の下の水の中にいるどのような魚の形も。

19 また、天に目を上げて、太陽、月、星など天の万象を見るとき、惑わされてそれらを拝み、それらに仕えることのないようにしなさい。それらのものは、あなたの神、【主】が天下のあらゆる民に分け与えられたものである。

20 【主】はあなたがたを取って、鉄のから、すなわちエジプトから導き出し、今日のようにゆずりの民とされたのである。

偶像礼拝の禁止

ホレブでの体験の適用(1519 節)

 「あなたがたは自分自身に十分に気をつけなさい。【主】がホレブで火の中からあなたがたに語られた日に、あなたがたは何の姿も見なかったからである。堕落して自分たちのために、どのような形の彫像も造らないようにしなさい」。(1)モーセは、ホレブで神の声を聞いた時、神の姿が見えなかったという事実から、ある適用を導き出す。その適用とは、神は霊であるので、自分たちのためにいかなる形の像も造ってはならないということである。(2)偶像を造ることは、神の遍在に疑問を呈することであり、霊的に堕落することである。
 「男の形も女の形も。地面を這うどのようなものの形も、地の下の水の中にいるどのような魚の形も。地上のどのような動物の形も、空を飛ぶ、翼のあるどのような鳥の形も。また、天に目を上げて、太陽、月、星など天の万象を見るとき、惑わされてそれらを拝み、それらに仕えることのないようにしなさい。・・・」。(1)古代中近東では、様々な形の偶像が礼拝されていた。人間の形、家畜の形、鳥の形、蛇の形、魚の形などがそれである。神の民は、カナン人たちの習慣を真似てはならないのである。(2)さらに、天体の礼拝も一般的なものであった。エジプトでは太陽が、エリコでは月が礼拝されていた。イスラエルの民は、天の万象にせられて、それらを礼拝してはならないのである。天の万象は、【主】が創造し、全世界の国々の民に分け与えられたものだからである。

【主】の所有の民(20 節)

 「【主】はあなたがたを取って、鉄の炉から、すなわちエジプトから導き出し、今日のようにゆずりの民とされたのである」。(1)偶像礼拝を行ってはならないもう一つの理由は、彼らがエジプトから連れ出された民だからである(申命記の中では、エジプトから連れ出されたという表現が20 回前後出て来る)。(2)エジプトでの奴隷生活は、まるで「鉄の炉」の中にいるようなものであった。エジプトは、偶像礼拝の国である。そこでは、何十という偶像が礼拝されていた。しかし今や、イスラエルの民は束縛から解放されて自由の民となった。【主】が彼らを救い、ご自身の所有の民とされたからである。イスラエルの民が体験する自由は、【主】の所有の民とされたという事実から生まれるものである。
 私たちクリスチャンは、代価を払って買い取られ、神の所有とされた民である(1 コリ6:20、7:23 参照)。このような自己認識は、偶像礼拝と堕落の危険から私たちを守る力となってくれる。

年間聖書通読

ヨブ記4〜6、テトスへの手紙2