12 【主】の使いは答えて言った。「万軍の【主】よ。いつまで、あなたはエルサレムとユダの町々に、あわれみを施されないのですか。あなたがのろって、七十年になります。」
13 すると【主】は、私と話していた御使いに、良いことば、慰めのことばで答えられた。
14 私と話していた御使いは私に言った。「叫んで言え。万軍の【主】はこう仰せられる。『わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。
15 しかし、安逸をむさぼっている諸国の民に対しては大いに怒る。わたしが少ししか怒らないでいると、彼らはほしいままに悪事を行った。』
16 それゆえ、【主】はこう仰せられる。『わたしは、あわれみをもってエルサレムに帰る。そこにわたしの宮が建て直される。─万軍の【主】の御告げ─測りなわはエルサレムの上に張られる。』
17 もう一度叫んで言え。万軍の【主】はこう仰せられる。『わたしの町々には、再び良いものが散り乱れる。【主】は、再びシオンを慰め、エルサレムを再び選ぶ。』」
「赤い馬に乗った人」の幻の意味が説明されます。(1)12節で、【主】の使いは「万軍の【主】」に「とりなしの祈り」をささげています。これは、子なる神から父なる神にささげられたとりなしの祈りです。「万軍の【主】よ。いつまで、あなたはエルサレムとユダの町々に、あわれみを施されないのですか。あなたがのろって、七十年になります」。この70年というのは、バビロン捕囚の期間です。この年数は、エレミヤによって預言されていました(エレ25:11~12、29:10)。(2)万軍の【主】からの答えが与えられます。それは、「良いことば」(グッドニュース)であり、イスラエルの民に慰めを与えることばでした。(3)ゼカリヤは、7つの祝福を大声で叫ぶように命じられます。
(1)神はエルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛しておられる。その愛の根底にあるのは、イスラエルの民との契約です。(出20:5、34:14、申5:9)。彼らは【主】の民、【主】の所有物です。(2)神は反ユダヤ主義に陥っている異邦人諸国に対して大いに怒っておられる。このテーマは、第2の幻(1:18~21)の主題となります。15節の「大いに怒る」と14 節の「ねたむほど激しく愛した」は、いわゆる交差対句となっています。神はアッシリヤとバビロンを用いてイスラエルの民を裁き、訓練されました(イザ47:6、52:4~5)。しかし、この2つの国は、「ほしいままに悪事を行った」のです。つまり、神が許容した範囲を乗り越えたということです。(3)神は、「わたしは、あわれみをもってエルサレムに帰る」(16節)と言われる(エゼ43:5参照)。(4)さらに、「そこにわたしの宮が建て直される」と約束される。これは、究極的には千年王国の神殿において成就する約束です。(5)「測りなわはエルサレムの上に張られる」とある。これは、エルサレムの再建が始まるという約束です。(6)「わたしの町々には、再び良いものが散り乱れる」(17節)とある。エルサレムから神の恵みが泉のようにあふれ出て、周辺の町々に及ぶという約束です。(7)「【主】は、再びシオンを慰め、エルサレムを再び選ぶ」(17節)とある。これは、エルサレムの再建が神の明確な御心であることを示しています。
神は今も、ご自身の民イスラエルを愛しておられます。イスラエルの救いのために、エルサレムの平和のために祈る異邦人信者は幸いです。
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたは契約の民を今も愛しておられます。あなたの思いを私の思いとさせてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
イザヤ書6~7、ローマ人への手紙4
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