2 【主】はあなたがたの先祖たちを激しく怒られた。
3 あなたは、彼らに言え。万軍の【主】はこう仰せられる。わたしに帰れ。─万軍の【主】の御告げ─そうすれば、わたしもあなたがたに帰る、と万軍の【主】は仰せられる。
4 あなたがたの先祖たちのようであってはならない。先の預言者たちが彼らに叫んで、「万軍の【主】はこう仰せられる。あなたがたの悪の道から立ち返り、あなたがたの悪いわざを悔い改めよ」と言ったのに、彼らはわたしに聞き従わず、わたしに耳を傾けもしなかった。─【主】の御告げ─
「【主】はあなたがたの先祖たちを激しく怒られた」(2節)とあります。これは【主】によるイスラエルの歴史の評価であり、宣言です。イスラエルの民は、神からの使命を受けた民でしたが、その使命を全うすることができず、偶像礼拝に走りました。バビロン捕囚は、神がイスラエルの民に与えた矯正的裁きです(エレ21:5 参照)。
しかし、神がイスラエルと交わした契約(アブラハム契約)は無条件契約です。それゆえ、神がイスラエルの民を見放すことはあり得ません。ゼカリヤが語る「悔い改めへの招きのメッセージ」は、そういう歴史的文脈の中で理解する必要があります。過去に失敗はあっても、希望がなくなったわけではない。未来に希望を持つために、今という時に【主】に近づけ、これがゼカリヤのメッセージです。
「あなたは、彼らに言え。万軍の【主】はこう仰せられる。わたしに帰れ。─万軍の【主】の御告げ─そうすれば、わたしもあなたがたに帰る、と万軍の【主】は仰せられる」(3節)。【主】からの矯正的裁きの時代は終わりました。捕囚からの帰還は、新時代の到来を告げています。それゆえ、神の民は【主】との新しい関係に入る用意をする必要があります。
「あなたがたの先祖たちのようであってはならない。先の預言者たちが彼らに叫んで、『万軍の【主】はこう仰せられる。あなたがたの悪の道から立ち返り、あなたがたの悪いわざを悔い改めよ』と言ったのに、彼らはわたしに聞き従わず、わたしに耳を傾けもしなかった。─【主】の御告げ─」(4節)。(1)先祖たちは、預言者たちが語る悔い改めのメッセージに応答しませんでした。新時代に生きる民は、そうであってはなりません。(2)「先の預言者たち」とは、捕囚期前の預言者たちで、具体的にはイザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ホセアなどを指します。彼らの語った預言は、そのまま成就しました。「【主】に帰るなら、【主】もまた民のもとに帰ってくださる」という原則は、長期にわたる「異邦人の時」の期間、イスラエルを支える原則となります。この原則は、新約聖書でも教えられています。「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。罪ある人たち。手を洗いきよめなさい。二心の人たち。心を清くしなさい」(ヤコ4:8)
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたは愛の神、恵みにあふれた神です。今私は、あなたに近づきます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
列王記第二25、イザヤ書1、ローマ人への手紙1
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