8 わたしはモアブのそしりと、アモン人のののしりを聞いた。彼らはわたしの民をそしり、その領土に向かって高ぶった。
9 それゆえ、わたしは誓って言う。─イスラエルの神、万軍の【主】の御告げ─モアブは必ずソドムのようになり、アモン人はゴモラのようになり、いらくさの茂る所、塩の穴、とこしえの荒れ果てた地となる。わたしの民の残りの者が、そこをかすめ奪う。わたしの国民の生き残りの者が、そこを受け継ぐ。
10 これは、彼らの高慢のためだ。彼らが万軍の【主】の民をそしり、これに向かって高ぶったからだ。
11【 主】は彼らを脅かし、地のすべての神々を消し去る。そのとき、人々はみな、自分のいる所で主を礼拝し、国々のすべての島々も主を礼拝する。
1~4節で、背信のイスラエルに対して【主】の怒りの日が預言されました。それに続いて、4 つの周辺諸国への裁きが預言されます(4~15 節)。今回は、(2)モアブとアモンを取り上げます。この2つの国は、イスラエルの東に位置する国です。
「わたしはモアブのそしりと、アモン人のののしりを聞いた。彼らはわたしの民をそしり、その領土に向かって高ぶった」(8節)とあります。(1)モアブもアモンも、ともにロトと彼の2人の娘たちの間に生まれた息子たちの子孫です。その出自は、罪にまみれたものでした。(2)彼らの罪は、反ユダヤ主義の罪です。彼らは、イスラエルの民をそしりました(民22~24、1サム11、2サム10、ネヘ4、エレ40:14など参照)。さらに彼らは、イスラエルの領土を略奪しようとしました。モアブとアモンに対する裁きを預言した預言者は、ゼパニヤだけではありません(イザ15~16、エレ48、アモ1:13 など参照)。
「それゆえ、わたしは誓って言う。─イスラエルの神、万軍の【主】の御告げ─モアブは必ずソドムのようになり、アモン人はゴモラのようになり、…わたしの民の残りの者が、そこをかすめ奪う。わたしの国民の生き残りの者が、そこを受け継ぐ」(9節)。(1)「わたしは誓って言う」とは、「わたしは生きている」(新共同訳)という意味です。【主】の民を迫害する者には、必ず裁きが下ります。【主】をあなどる者は、愚か者です。(2)モアブとアモンは、ソドムとゴモラのようになります。ソドムとゴモラは性的罪のために神の裁きを受け、滅ぼされました。モアブとアモンもまた、性的罪を犯した民です。彼らの始まりはソドムとゴモラのようでしたが、その終わりもまた同じソドムとゴモラのようになります。(3)「いらくさの茂る所、塩の穴、とこしえの荒れ果てた地」とは、彼らの領土が完全に荒れ果てた地となるという預言です。(4)その地は、「イスラエルの残れる者」たちが受け継ぐようになります。
10~11節には、モアブとアモンに対する希望の預言が書かれています。彼らの偶像礼拝は【主】によって裁かれますが、最後には(メシア的王国)、彼らの中から【主】を礼拝する者たちが出ます。
反ユダヤ主義がいかに大きな罪であるかを認識しましょう。また、神のきびしい裁きの中にも恵みの要素が残されていることを思い、その恵みによりすがりましょう。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。どんなに厳しい裁きの中にも希望を残してくださる、あなたのご愛に感謝します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
列王記第一7~8、使徒の働き15
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