5 預言者たちについて、【主】はこう仰せられる。彼らはわたしの民を惑わせ、歯でかむ物があれば、「平和があるように」と叫ぶが、彼らの口に何も与えない者には、聖戦を宣言する。
6 それゆえ、夜になっても、あなたがたには幻がなく、暗やみになっても、あなたがたには占いがない。太陽も預言者たちの上に沈み、昼も彼らの上で暗くなる。
7 先見者たちは恥を見、占い師たちははずかしめを受ける。彼らはみな、口ひげをおおう。神の答えがないからだ。
8 しかし、私は、力と、【主】の霊と、公義と、勇気とに満ち、ヤコブにはそのそむきの罪を、イスラエルにはその罪を告げよう。
次にミカは、にせ預言者たちの罪を糾弾します。にせ預言者たちもまた、イスラエルの家の指導者たちの中に含まれていました。特に彼らは、霊的指導者たちでした。(1)彼らの使命は、イスラエルの民を【主】の道に導くことでした(申13、18章参照)。【主】からのことばと幻は、そのためのものでした。(2)しかしにせ預言者たちは、民を導く代わりに彼らを惑わせ、偽りの道へと導いていました。(3)にせ預言者たちは、自らの賜物を、私腹を肥やすために用いていました。「彼らは食べ物のある時には、『平安』を叫ぶけれども、その口に何も与えない者にむかっては、宣戦を布告する」(口語訳)とあります。つまり、自分に何かを与えてくれる者は祝福するが、そうでない者は祝福しない、という意味です。
そのような罪のゆえに、彼らの上に神の裁きが下ります。(1)民を光の中にではなく闇の中に導いたので、神もまた彼らを、闇の中へと導かれます。「それゆえ、夜になっても、あなたがたには幻がなく、暗やみになっても、あなたがたには占いがない。太陽も預言者たちの上に沈み、昼も彼らの上で暗くなる」。ここでも、罪と同類の裁きが下るという原則が見られます。(2)にせ預言者たちは、神からの答えがないので、すべて恥を見ます。「口ひげをおおう」とは、恥を受けていることのしるしです。にせ預言者の姿は、異教の王国の宮廷にいて偶像に仕えている預言者たちのようです。彼らは、神からの啓示がないのに、それを受けたかのように語り、人々を欺いています(Ⅰサム28:6、アモ8:11~12 参照)。
ミカは8節で、真の預言者はいかに行動すべきかについて書いています。「しかし、私は、力と、【主】の霊と、公義と、勇気とに満ち、ヤコブにはそのそむきの罪を、イスラエルにはその罪を告げよう」。ここには、にせ預言者と真の預言者の違いが表現されています。(1)真の預言者は、【主】の霊によって活動しています。(2)真の預言者が力と、公義と、勇気とに満ちているのは、聖霊に導かれているからです。(3)真の預言者には道徳的力があります。彼らは、人を恐れたり、人におもねたりはせず、勇気をもって神の義と裁きを宣言します。ミカもまた聖霊の力によって真理を語った真の預言者の1人です。
真の預言者に求められる資質は、今も変わることがありません。主イエスは弟子たちにこのように教えておられます。「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい」(マタ10:28)。自らの賜物を用いて人々に仕えることを志しましょう。神だけを恐れつつ、日々の生活を送ることを心がけましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。どうか私を、真の弟子の中に加えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
士師記1~2、ルカの福音書10
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