10 ダビデはますます大いなる者となり、万軍の神、主が彼とともにおられた。
11 ツロの王ヒラムは、ダビデのもとに使者を送り、杉材、大工、石工を送った。彼らはダビデのために王宮を建てた。
12 ダビデは、主が彼をイスラエルの王として堅く立て、ご自分の民イスラエルのために、彼の王国を盛んにされたのを知った。
ダビデはますます大いなる者となりました。(1)富と力において、(2)名声と栄誉において、(3)敵を征服する力において、(4)そして、領土を拡大するということにおいて、彼は大いなる者となったのです。ダビデの王権が確立した理由は、「万軍の神、主が彼とともにおられた」からです。主がともにおられることこそ、クリスチャンの力であり、祝福の源です。ダビデは万軍の神の御心を行なった結果、栄誉ある者とされたのです。
あなたは、主によって備えられた道を歩んでいますか。主がともにいてくださることを確認しながら、前に向かって進もうではありませんか。
エルサレムが新しい都として確立されました。次に必要なのは、その新都にふさわしい王宮です。当時のイスラエル人は、おもに農業と牧畜に従事していましたので、木材や石材を加工して建物を建設することに慣れていませんでした。専門的な助けを必要としていたダビデのもとに、すばらしい知らせが届けられました。(1)ツロ(今のレバノン)の王ヒラムが、ダビデに協力を申し出たのです。ヒラムは、杉材、大工、石工を送ってきました。ここでは良質の杉材が取れました。また、ツロには熟練した大工や石工が多くいました。杉材は、当時としては最高級の建材でした。(2)ツロの王ヒラムがしていることは、ダビデと友情契約を結ぶということです。彼は、ダビデの偉大さを認め、敵に回るよりも友人となったほうが得策であると判断したのです。(3)ヒラムは異邦人でした。その彼が、ダビデのために王宮を建てたのです。この姿は、新約時代になって異邦人信者がダビデの子であるイエスと契約を結ぶということの予表となっています。私たちも、ヒラムがダビデにしたように、ダビデの子であるイエスに最大の献身を示そうではありませんか。
主がダビデを王として堅く立てた理由は、ご自分の民イスラエルを祝福するためでした。主からの祝福には、必ず使命が伴っています。あなたは祝福を受けていますか。それなら、その祝福には使命が伴っていることを思い起こしましょう。自らの使命が全うできるように、主からの力を願い求めましょう。
きょうの祈り
アブラハム、イサク、ヤコブの神よ。どうか使命を全うして生きることができますように、私に知恵と力を与えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
列王記第二13~14、使徒の働き25
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