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使徒の働き10:7 ~ 8

7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリオはそのしもべたちの中のふたりと、側近の部下の中の敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、

8 全部のことを説明してから、彼らをヨッパへ遣わした。

コルネリオが見た幻(4)

コルネリオの応答

「御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリオはそのしもべたちの中のふたりと、側近の部下の中の敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、全部のことを説明してから、彼らをヨッパへ遣わした」。(1)コルネリオの従順な態度に注目しよう。怠惰たいだな者、先延ばしにする者は、神に用いられる機会を失う。天使がいなくなると、コルネリオは早速3 人の使者をヨッパに派遣した。彼は、信頼できるしもべ2人を派遣した。さらに、敬虔な兵士1 人(彼も神を恐れる異邦人である)も随行ずいこうさせた。この兵士が2 人のしもべの護衛に当たる。(2)コルネリオは、使者たちに全部のことを説明してから、彼らをヨッパに派遣した。コルネリオは、すべての情報を分かち合うことによって、彼らに判断力と動機を与えた。コルネリオは、すぐれた指導者である。すぐれた上司は、部下を管理するのではなく、部下の能力と意欲を引き出し、権限を委譲いじょうする。

私たちへの教訓

「福音を聞かないで死んだ人はどうなるか」という質問をよく受ける。コルネリオの信仰から、その答えを探ろう。(1)ローマ1:1920 には、こうある。「それゆえ、神について知られることは、彼らに明らかです。それは神が明らかにされたのです。神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです」。(2)さらに、ヨハネ1:9 には、こうある。「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた」。(3)コルネリオの場合だが、彼にはまだ福音の光が届いていなかった(ヨハ1:9 参照)。しかし彼は、自分に与えられている光(自然界を通した一般啓示)には応答していた(ロマ1:19 参照)。自分に与えられている光に応答し、神を求める人には、神は福音の光を届けてくださる。それが、ここで起こっているのである。(4)神は愛と義なるお方である。亡くなった人のことに関しては、神に委ねよう。生きている私たちがすべきことは、真の神に目を向け、その方とともに歩むことである。

きょうの祈り

天の父なる神さま。あなたは、愛と義なる神です。あなたは求める者に福音の光を届けてくださいます。きょう、あなたを信頼します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ミカ書7、テモテへの手紙 第一1