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サムエル記第一31:1~7

1 ペリシテ人はイスラエルと戦った。そのとき、イスラエルの人々はペリシテ人の前から逃げ、ギルボア山で刺し殺されて倒れた。

2 ペリシテ人はサウルとその息子たちに追い迫って、サウルの息子ヨナタン、アビナダブ、マルキ・シュアを打ち殺した。

3 攻撃はサウルに集中し、射手たちが彼をねらい撃ちにしたので、彼は射手たちのためにひどい傷を負った。

4 サウルは、道具持ちに言った。「おまえの剣を抜いて、それで私を刺し殺してくれ。あの割礼を受けていない者どもがやって来て、私を刺し殺し、私をなぶり者にするといけないから。」しかし、道具持ちは、非常に恐れて、とてもその気になれなかった。そこで、サウルは剣を取り、その上にうつぶせに倒れた。

5 道具持ちも、サウルの死んだのを見届けると、自分の剣の上にうつぶせに倒れて、サウルのそばで死んだ。

6 こうしてその日、サウルと彼の三人の息子、道具持ち、それにサウルの部下たちはみな、共に死んだ。

7 谷の向こう側とヨルダン川の向こう側にいたイスラエルの人々は、イスラエルの兵士たちが逃げ、サウルとその息子たちが死んだのを見て、町々を捨てて逃げ去った。それでペリシテ人がやって来て、そこに住んだ。

サウルの死

狙い撃ち

ペリシテ人とイスラエル人との戦いが始まります。結果は、イスラエル人の大敗でした。(1)イスラエルの軍勢は敵の前から退却し、ギルボア山に逃げ込みますが、そこで大勢の者が刺し殺されます。(2)ペリシテ人たちは、特にサウルとその息子たちをねらちにしました。(3)サウルの息子4人のうち、イシュ・ボシェテ(エシュバアル)は戦争に参加していませんでしたので助かりましたが、残りの3人(ヨナタン、アビナダブ、マルキ・シュア)は、全員戦死しました。(4)サウルは、ペリシテ軍の射手たちから集中攻撃を受け、重傷を負わされます。このままでは、敵になぶり殺しにされる恐れがあります。そこで彼は、道具持ちの部下に殺してくれるように命じます。(5)ところがその道具持ちは、恐れのあまり手を下すことができませんでした。(6)そこでサウルは、道具持ちが持っていた剣を取り、その上に倒れ伏して自殺します。(7)サウルが死んだのを見届けた道具持ちも、主君のあとを追って自害します。
道具持ちがサウルを殺すのを恐れたのは、正常な感覚です。私たち日本人には、サウルが自害したことを容認する傾向があると思います。その死を名誉ある最期とたたえる人もいるかもしれません。しかし覚えておきたいのは、これは自殺行為だということです。いかなる場合でも、自殺を美化するようなことがあってはなりません。

イスラエル人の逃走

この日の戦いは、完敗でした。その様子を見て、イズレエルの谷の北側にいたイスラエル人も、ヨルダン川の東側にいたイスラエル人も、ともに町々を捨てて逃走しました。その後にペリシテ人がやって来て、そこに住むようになりました。イスラエルの人々が築いてきた町々が、敵の手に渡ったのです。
この章で、サウルの生涯は幕を閉じます。サウルの生涯から教訓を学びましょう。彼は、最初はすばらしいスタートを切りました。しかし、小さな不従順を積み重ね、最後は、主に反抗することが彼の習慣になっていました。彼は、自分でいた種の刈り取りをしたのです。天の父は、私たちがこのような最期を迎えることを望んではおられません。今、熱心に悔い改め、主に立ち返りましょう。

きょうの祈り

天の父なる神さま。今という時に、あなたに立ち返ることができますように。どうか私を悲惨な最期から助け出してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

列王記第一21~22、箴言23