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マルコの福音書14:26~31

26 そして、賛美の歌を歌ってから、みなでオリーブ山へ出かけて行った。

27 イエスは、弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『わたしが羊飼いを打つ。すると、羊は散り散りになる』と書いてありますから。

28 しかしわたしは、よみがえってから、あなたがたより先に、ガリラヤへ行きます。」

29 すると、ペテロがイエスに言った。「たとい全部の者がつまずいても、私はつまずきません。」

30 イエスは彼に言われた。「まことに、あなたに告げます。あなたは、きょう、今夜、鶏が二度鳴く前に、わたしを知らないと三度言います。」

31 ペテロは力を込めて言い張った。「たとい、ごいっしょに死ななければならないとしても、私は、あなたを知らないなどとは決して申しません。」みなの者もそう言った。

弟子たちのつまずきの預言

第四の杯

過越の食事の最後に飲むのが、第四の杯(賛美の杯)です。これは、詩篇117篇、118篇を歌いながら飲む杯です。1426には、「そして、賛美の歌を歌ってから、みなでオリーブ山へ出かけて行った」とあります。これは、賛美の杯を飲み、詩篇117篇と118篇を歌って、食事を終えたということです。食事の後、彼らはオリーブ山へ出かけました。実際は、オリーブ山のふもとにあるゲッセマネの園に向かったのです。徒歩で約15分前後の距離です。

イエスの預言

イエスは、弟子たちのつまずきを預言されました。ルカとヨハネによれば、この預言は食事中に与えられたことになっています。しかし、マタイとマルコは、この預言が与えられたタイミングをオリーブ山に移動している間に置いています。恐らく、イエスは同じ預言を2度くり返されたのでしょう。以下、イエスの預言です。(1)ゼカリヤ書13:7の預言のように、弟子たちは羊飼いのいない羊のように散り散りになる。(2)しかしイエスは、よみがえって、弟子たちよりも先にガリラヤに行っている。
この預言に対して、弟子たちはどのように反応したでしょうか。(1)彼らには、イエスのことばが聞こえていなかったようです。特に後半の、甦りと、ガリラヤに行っているという約束は、全く無視されました。イエスが復活した後も、弟子たちはこのことばに従ってはいません。(2)ペテロは、自信満々に言いました。弟子たち全部がつまずいても、自分は大丈夫だと。彼は非常に熱心でしたが、自分の弱さがまだわかっていなかったのです。(3)弟子集団もそれにつられて、異口同音に、自分たちは死に至るまで従うと言い張りました。
イエスは弟子たちの弱さをすべてご存知でした。ペテロには、「まことに、あなたに告げます。今夜、鶏が二度鳴く前に、わたしを知らないと三度言います」と言われました。裏切りを知った上で、先回りして彼を愛していてくださったのです。イエスの愛は、今私たちの上にも注がれています。弟子たちのために先にガリラヤに行かれたイエスは、あなたのためにも先回りして、祝福の地で待っていてくださいます。今、憐れみ深い主イエスにより頼みましょう。

きょうの祈り

天の父なる神さま。私もまたペテロのようです。そのような私を、主イエスは先回りの愛をもって支えていてくださいます。主イエスの恵みがなければ、だれひとりあなたの前に立ちおおせる者はいません。どうか今、私を恵みによって扱ってください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

創世記27~28、箴言 2