18 そのとき、彼はひどく渇きを覚え、【主】に呼び求めて言った。「あなたは、しもべの手で、この大きな救いを与えられました。しかし、今、私はのどが渇いて死にそうで、無割礼の者どもの手に落ちようとしています。」
19 すると、神はレヒにあるくぼんだ所を裂かれ、そこから水が出た。サムソンは水を飲んで元気を回復して生き返った。それゆえその名は、エン・ハコレと呼ばれた。それは今日もレヒにある。
20 こうして、サムソンはペリシテ人の時代に二十年間、イスラエルをさばいた。
神の僕は、時として孤独な戦いを強いられます。他の人から理解されることもなく、霊的肉体的に渇きを覚えるような状況に置かれることもあります。サムソンもまた、そのような体験をしています。あなたは、渇いて死にそうになった時、誰に助けを求めますか。
ユダの人々はサムソンによってペリシテ人から解放されたのですが、そのサムソンに援助の手を差し伸べようとはしていません。サムソンは飲み水がなくて、非常な喉の渇きを覚えています。そこで彼は、主に助けを求めました。(1)彼は、ペリシテ人に対する勝利は、主から与えられたものであることをよく認識しています(自分の使命は認識しているが、必ずしもその使命に忠実とは言えないのが、サムソンの欠点です)。(2)彼はのどが渇いて死にそうだと叫んでいますが、その意味は、このままではペリシテ人と戦うことができなくなり、殺されてしまうということです。(3)神はただちにその祈りに答え、レヒ(サムソンが敵の死体を積み上げた場所)にあるくぼんだ所を裂かれました。するとそこから、水が出ました。(4)サムソンはその水を飲んで元気を回復し、生き返りました。(5)サムソンを敵に渡した人たちが、彼を指導者として仰ぐようになりました。サムソンは20年間、士師としてイスラエルをさばきました。
サムソンが水を飲んだ場所は、「エン・ハコレ」と命名されました。その意味は、「呼ばわる者の泉」です。詩篇34:6~7には、「この悩む者が呼ばわったとき、主は聞かれた。こうして、彼らはすべての苦しみから救われた。主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り、彼らを助け出される」とあります。これは、すべてのクリスチャンに与えられている祝福の約束です。アブラハムはモリヤの山でイサクを捧げようとした時、イサクの身代わりとして雄羊を与えられました。彼はその場所を、「アドナイ・イルエ(主の山の上には備えがある)」と呼んでいます(創世記22:14)。
あなたは今渇いて死にそうですか。神はあなたにも、「エン・ハコレ」の体験、「アドナイ・イルエ」の祝福を与えてくださいます。神に叫び求めましょう。
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたは私の必要をすべてご存じで、必要な時に、必要なものを備えてくださいます。あなたの御名をほめたたえます。イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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ミカ書3〜4、テサロニケ人への手紙 第二3
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