7 そこでヨシュアは、すべての戦う民と、すべての勇士たちとを率いて、ギルガルから上って行った。
8 【主】はヨシュアに仰せられた。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからだ。彼らのうち、ひとりとしてあなたの前に立ち向かうことのできる者はいない。」
9 それで、ヨシュアは夜通しギルガルから上って行って、突然彼らを襲った。
10 【主】が彼らをイスラエルの前でかき乱したので、イスラエルはギブオンで彼らを激しく打ち殺し、ベテ・ホロンの上り坂を通って彼らを追い、アゼカとマケダまで行って彼らを打った。
11 彼らがイスラエルの前から逃げて、ベテ・ホロンの下り坂にいたとき、【主】は天から彼らの上に大きな石を降らし、アゼカに至るまでそうしたので、彼らは死んだ。イスラエル人が剣で殺した者よりも、雹の石で死んだ者のほうが多かった。
ギブオン人からの援軍要請に対して、ヨシュアは迅速に行動を起こします。ギブオンとは盟約関係が確立していますので、彼らを見捨てることはできません。主はヨシュアのその決断を良しとし、彼に励ましのことばを語っておられます。この戦いは必ず勝利するから、恐れてはならないと。
主が認定されたこの戦いは、主の奇跡と人間の努力とが一体となった戦いとなりました。(1)イスラエル兵たちに、超自然的な力が与えられました。彼らは奇襲攻撃を仕かけるために、夜通しギルガルからギブオンまで行軍を行ないました。これは、約35キロメートルの距離であり、しかも海抜下300メートルから海抜750メートルへの1,050メートルの登り勾配の移動でした。夜明けにギブオンに着いたイスラエル兵たちは、そのまま攻撃に移り、その日さらに約40キロメートルの距離にわたって敵を追いかけました。通常の人間の力では考えられないことです。(2)逃げる5王連合軍の兵士たち(エモリ人)の上に、大きな雹が降りました。これもまた、主からの奇跡です。エジプトを裁くためにかの地に雹を降らせた神は、ここでも雹を降らせてイスラエルの敵を裁いておられます。(3)さらにこの雹は、イスラエル兵たちに危害を加えることはなく、エモリ人たちだけを打ちました。これもまた、主の奇跡です。
前回、ギブオンの人々とクリスチャンの状態とが似ていると書きました。ここでも、同じことが言えます。(1)ギブオンの人々はヨシュアに助けを求め、その願いが聞き届けられました。だとするなら、真のヨシュア(「主は救い」の意味)である主イエスが、私たちの祈りに答えて私たちを助け出してくださらないはずがありません。(2)今回の戦いは、主の奇跡と人間の努力とが一体となった戦いでした。クリスチャン生活もまた、そのような側面を持っています。主は私たちの日常生活に介入し、さまざまな方法で導いてくださいます。その導きに従って歩むなら、超自然的な力を受けることができます。「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」(ピリピ4:13)。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私の日常生活に介入し、進むべき道をお示しください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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イザヤ書20~21、詩篇51~ 52
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