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ローマ人への手紙1:16 〜17

16 私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。

17 なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。

ロマ書のテーマ(4)

すべての人

この箇所は、ロマ書全体のテーマを表明したものですが、きょうはその4回目の学びです。パウロは、福音に完璧な信頼を置き、それを誇りとしていました。その理由は、「福音は、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力」だからです。救いは、すべての人に差し出されています。しかし、すべての人が救いを経験するわけではありません(イエス・キリストの十字架の死によってすべての人がすでに救われているという教えは、正しくありません。これを「普遍的救い」と言います)。
(1)救いを受ける条件(方法)は、信仰です。信仰によって受け取る以外に、人が救われる方法はありません。(2)前回確認した福音の3要素を信じ、イエスをそのようなお方として信頼することが、救いの条件(方法)です。イエスの処女降誕や復活を信じない牧師やクリスチャンがいるようですが、その人たちは救われてはいません。私たちは、神のことばをそのまま受け取らねばなりません。

まずユダヤ人、そしてギリシヤ人

「福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です」とあります。(1)直訳すると、「まずユダヤ人に対して、そしてギリシヤ人に対して」となります。福音伝達には、神が計画された順序があるということです。(2)この文の動詞は一つで、現在形です。現在形という時制は、今もその真理が有効であることを教えています。この文の動詞が現在形になっていることは、今も福音が神の力であることと、今もユダヤ人、ギリシヤ人という順序が有効であることとを教えています。
パウロは、この宣教の順番を厳密に守りました。彼は異邦人の使徒として召されていましたが、それでも、新しい地に入ると、まずユダヤ人に福音を語り、それから異邦人に向かいました。その例として、使徒の働きに出てくるパウロの最初の伝道(使13:4 〜5、サラミスでの伝道)と、最後の伝道(使28:23、ローマでの伝道)を見てみましょう。彼はまず、その町のユダヤ人に福音を語っています。彼の3度にわたる伝道旅行で、その順番を無視したことは一度もありません。
異邦人には、まずユダヤ人に福音を語る使命が与えられていることを再確認し、ユダヤ人の救いのために祈り、労しましょう。

きょうの祈り

天の父よ。すべての人が招かれています。ひとりでも多くの人が、その招きに応答しますように、お願いします。また、ユダヤ人、異邦人という順番を常に心に留めることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

ゼカリヤ3~4、テモテへの手紙 第一5