4 モーセはイスラエル人の全会衆に告げて言った。「これは、【主】が命じて仰せられたことである。
5 あなたがたの中から【主】への奉納物を受け取りなさい。すべて、心から進んでささげる者に、【主】への奉納物を持って来させなさい。すなわち、金、銀、青銅、
6 青色、紫色、緋色の撚り糸、亜麻布、やぎの毛、
7 赤くなめした雄羊の皮、じゅごんの皮、アカシヤ材、
8 燈油、そそぎの油とかおりの高い香のための香料、
9 エポデや胸当てにはめ込むしまめのうや宝石である。
10 あなたがたのうちの心に知恵のある者は、みな来て、【主】が命じられたものをすべて造らなければならない。
11 幕屋、その天幕と、そのおおい、その留め金とその板、その横木、その柱と、その台座、
12 箱と、その棒、『贖いのふた』とおおいの垂れ幕、
13 机と、その棒とそのすべての用具と供えのパン、
14 燈火のための燭台と、その用器とともしび皿と、燈火用の油、
15 香の壇と、その棒とそそぎの油とかおりの高い香と幕屋の入口につける入口の垂れ幕、
16 全焼のいけにえの祭壇とそれに付属する青銅の格子、その棒とそのすべての用具、洗盤と、その台、
17 庭の掛け幕、その柱とその台座と庭の門の垂れ幕、
18 幕屋の釘と庭の釘と、そのひも、
19 聖所で仕えるための式服、すなわち、祭司アロンの聖なる装束と、祭司として仕える彼の子らの装束である。」
いよいよ幕屋建設が始まる。幕屋は神の臨在が現れる場所である。出エジプト35 〜 39 章は、出エジプト25 〜 31 章で語られた内容の繰り返しである。順番が異なる部分があるが、基本的には繰り返しとなっている。それゆえ、要約だけを述べればそれで十分なので、ここでは、出エジプト35:4 〜 19 から学ぶ。
(1)モーセは民に主への奉納物を持って来るように命じた。ここでは、15 種類の品物が列挙されている(出25:4 〜 7 で指定されていた物である)。これらの品物のすべては、エジプト人から受けた物である。それは、長年の労働の対価でもあった。(2)心から進んで捧げることが、【主】に受け入れられる条件である。この方法なら、誰もが、自分の能力に応じて参加できる。そして民は、あり余るほどのものを捧げた。(3)新約聖書の献金の原則もこれと同じである(2 コリ9:6 〜 7)。「私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます 」
その品物を用いて幕屋を建設する人材が備えられる必要がある。それに関しては、「あなたがたのうちの心に知恵のある者は、みな来て、【主】が命じられたものをすべて造らなければならない」(10 節)とある。(1)奉仕者が召集された。①「心に知恵のある者」が招かれた。②すでにベツァルエルとオホリアブの名が上がっていた(出31 章)。③この二人のもとに、多くの人たちが集まって来た。彼らは、工人の群れ、あるいは、芸術家集団である。(2)彼らが制作すべき物として、24 種類の作品が列挙されている。
神は、ご自身の御心が成るために、私たち人間に物と人を与えてくださる。幕屋建設のために材料と工人が備えられたのは、その好例である。ここには、キリストのからだなる教会の建て上げとの対比がある。「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです」(エペ4:16)。主の御心を行うことを恐れてはならない。私たちが一歩前に踏み出すなら、必要な財と助け手が与えられる。信仰をもって一歩踏み出そう。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたがその中に臨在される幕屋が、民の手によって建設されようとしています。この歴史的事実を私の人生に適用させてください。御心を行うために必要な財と助け手を与えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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