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出エジプト記29:38 〜 42

38 祭壇の上にささげるべき物は次のとおりである。毎日絶やすことなく一歳の若い雄羊二頭。

39 一頭の若い雄羊は朝ささげ、他の一頭の若い雄羊は夕暮れにささげなければならない。

40 一頭の若い雄羊には、上質のオリーブ油四分の一ヒンを混ぜた最良の小麦粉十分の一エパと、また注ぎのささげ物として、ぶどう酒四分の一ヒンが添えられる。

41 もう一頭の若い雄羊は夕暮れにささげなければならない。これには朝の穀物のささげ物や、注ぎのささげ物を同じく添えてささげなければならない。それは、なだめのかおりのためであり、【主】への火によるささげ物である。

42 これは、【主】の前、会見の天幕の入口で、あなたがたが代々にわたって、絶やすことのない全焼のいけにえである。その所でわたしはあなたがたに会い、その所であなたと語る。

絶やすことのない全焼のいけにえ

祭司の5 つの務め

先に進む前に、祭司の5 つの務めについて確認しておこう。(1)毎日香をたく(30:7 〜 8)。これは、朝と夕に行う務めである。(2)毎日いけにえを捧げる(29:38 〜 42)。そのために、祭壇の火は24 時間燃え続けている(レビ6:13)。(3)いけにえの検査をする(レビ27:11 〜 12)。民が持って来るいけにえが適格かどうかを吟味するのは、祭司の役割である。イエス時代になると、祭司階級の者たち(サドカイ人)がこの特権を悪用し、神殿内で値段の張るいけにえを売っていた。イエスは、このことに激怒された。(4)燭台に火をともし続ける(レビ24:1 〜 4)。七枝の燭台の火が消えることはなかった。(5)モーセの律法を教え、裁判官となる(申17:8 〜 13、19:15 〜 20、21:5)。レビ人が全国に散っていた理由は、ここにある。当時は、今のように印刷された聖書はなかったので、レビ人が聖書の代わりになったのである。

毎日捧げる全焼の捧げ物

これから見るのは、祭司の務めの第2 番目のものである。「祭壇の上にささげるべき物は次のとおりである。毎日絶やすことなく一歳の若い雄羊二頭。一頭の若い雄羊は朝ささげ、他の一頭の若い雄羊は夕暮れにささげなければならない。・・・これは、【主】の前、会見の天幕の入口で、あなたがたが代々にわたって、絶やすことのない全焼のいけにえである。その所でわたしはあなたがたに会い、その所であなたと語る」。(1)1 歳の若い雄羊2 頭を捧げる。1 頭の若い雄羊は朝に捧げ、他の1 頭の若い雄羊は夕暮れに捧げる。(2)これに添えるものとして、上質のオリーブ油を混ぜた最良の小麦粉とぶどう酒が上げられている。(3)これは、絶やすことのない全焼の捧げ物で、祭司は毎日これを捧げる。
私たちの大祭司である主イエスの祈りを思い起こそう。「したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです」(ヘブ7:25)。キリストの天上での祈りは、途絶えることがない。それゆえ、私たちの祈りも途絶えることがあってはならない。「 いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(1 テサ5:16 〜 18)

きょうの祈り

天の父よ。私の口から出る賛美の言葉が、常にあなたへのささげ物となりますように心から願います。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

エレミヤ書4~5、コリント人への手紙 第一10