31 エポデの下に着る青服を、青色の撚り糸だけで作る。
32 その真ん中に頭を通す口を作る。その口の周囲には、織物の縁をつけ、よろいのえりのようにし、ほころびないようにしなければならない。
33 そのすそに、青色、紫色、緋色の撚り糸で、ざくろを作り、そのすその回りにこれをつけ、その回りのざくろの間に金の鈴をつける。
34 すなわち、青服のすその回りに金の鈴、ざくろ、金の鈴、ざくろ、となるようにする。
35 アロンはこれを務めを行うために着る。彼が聖所に入り、【主】の前に出るとき、またそこを去るとき、その音が聞こえるようにする。彼が死なないためである。
大祭司の衣装に関する指示が続いている。今回は、エポデの下に着る青服について学ぶ。「エポデの下に着る青服を、青色の撚り糸だけで作る。その真ん中に頭を通す口を作る。その口の周囲には、織物の縁をつけ、よろいのえりのようにし、ほころびないようにしなければならない」。(1)青服は、真ん中に頭を通す口を作り、それをすっぽりかぶる筒状の衣服である。(2)大祭司が着用する青服と同じデザインの衣を、イエスは着用しておられた。「さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった」(ヨハ19:23)とある。これは、イエスが大祭司としての役割を負っておられることを暗示する興味深い記述である。
「そのすそに、青色、紫色、緋色の撚り糸で、ざくろを作り、そのすその回りにこれをつけ、その回りのざくろの間に金の鈴をつける。すなわち、青服のすその回りに金の鈴、ざくろ、金の鈴、ざくろ、となるようにする。アロンはこれを務めを行うために着る。彼が聖所に入り、【主】の前に出るとき、またそこを去るとき、その音が聞こえるようにする。彼が死なないためである」。(1)裾周りに付けられたざくろと金の鈴には、風で衣の裾がまくれないようにするという実際的目的があった。神の前で恥ずべき姿をさらすことは許されない。(2)「彼が死なないためである」とは、どういう意味なのか。金の鈴にアロンの命を守る力があるというわけではない。至聖所に入ったアロンの姿は、誰の目にも見えない。しかし、鈴が鳴っているなら、外の人たちにも大祭司が生きていることが分かる。ある時期以降、大祭司は足にロープを結び付けて聖所と至聖所に入って行った。もし死んだなら、外から引っ張り出してもらうためである。大祭司は、鈴の音を聞きながら、自らの奉仕に欠けがないかどうかを確認した。それが、「死ぬことのないようにするためである」の意味である。
神を恐れることを学ぼう。神への畏怖の念と幼子のような信頼とは両立する。主イエスは私たちの大祭司である。私たちは、主イエスを通して、いつでも聖なる神の御座に出ることが許されている。何という幸いであろうか。この特権を放置するのではなく、活かすことこそ、神に喜ばれる生き方である。
きょうの祈り
天の父よ。あなたの御名は聖く、あなたの愛は無限です。私の心に、あなたへの恐れと信頼を与えてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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