24 にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、大きなしるしや不思議なことをして見せます。
25 さあ、わたしは、あなたがたに前もって話しました。
26 だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる』と言っても、飛び出して行ってはいけません。『そら、へやにいらっしゃる』と聞いても、信じてはいけません。
27 人の子の来るのは、いなずまが東から出て、西にひらめくように、ちょうどそのように来るのです。
28 死体のある所には、はげたかが集まります。
今回は、大患難時代後半の8 つの特徴のうちの最後の3 つを取り上げる。(6)偽キリスト、偽預言者が、大きなしるしや不思議を行って、選民を惑わそうとする(2テサ2:8 ~10、黙13:11 ~15 参照)。大患難時代の前半にも偽預言者の活動はあったが、彼らが「しるしや不思議」を行うのは、後半の3 年半になってからである。彼らは、ユダヤ人たちを惑わすために活動する。(7)メシアが再臨したという情報を信じてはならない。メシアの再臨は、初臨の時とは異なり、はっきりとした「しるし」を伴って起こる。「いなずまが東から出て、西にひらめくように」とは、すべての人が認識できるようなしるしが与えられるという意味である。(8)「死体のある所には、はげたかが集まります」(28 節)とは、メシア再臨の場所がどこかを暗示する言葉である。「死体」とはユダヤ人たちを指し、「はげたか」とは異邦人の軍隊を指す。異邦人の軍隊が、避難しているユダヤ人たちを滅ぼすために進軍して来るということである(黙12:6、13 ~15 参照)。再臨の場所は、ヨルダン川の東の地、ヘブル語ではボツラ、ギリシヤ語ではペトラと呼ばれる場所である。
(1)ミカ2:12 ~13。「わたしは彼らを、おりの中の羊のように、牧場の中の群れのように一つに集める」。「おりの中の羊」とは、「ボツラの羊」と訳すべき言葉である。再臨のメシアは、ボツラに避難しているユダヤ人たちを一つに集める。(2)イザヤ34:1 ~7。「主がボツラでいけにえをほふり、エドムの地で大虐殺をされるからだ」(6 節)。これは、再臨のメシアがボツラで反キリストの軍勢を撃破するという預言である。(3)イザヤ63:1 ~6。「エドムから来る者、ボツラから深紅の衣を着て来るこの者は、だれか」(1 節)。これもまた、再臨のキリストの描写である。「深紅の衣」とは、戦いによって血が染み込んだ衣のことである。(4)ハバクク3:3。「神はテマンから来られ、聖なる方はパランの山から来られる」。テマンもパランの山も、セイルの山、つまりボツラの近辺にある山である。
通常、メシアはオリーブ山の上に再臨されると言われる(ゼカ14:4)が、それは、ボツラでの戦いに勝利した後、再臨のメシアがオリーブ山の上に立つという意味である。その時、世界中の人たちが、栄光の王としてのキリストを仰ぐことになる。ハレルヤ。再臨を待ち望む信仰こそ、日々の生活の原動力である。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。あなたのご計画は完璧です。あなたの約束は、メシアが再臨された時に、すべて成就します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
歴代誌 第一28~29、詩篇139 ~ 140
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