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創世記24:37 ~ 54a

37 私の主人は私に誓わせて、こう申しました。『私が住んでいるこの土地のカナン人の娘を私の息子の妻にめとってはならない。

38 あなたは私の父の家、私の親族のところへ行って、私の息子のために妻を迎えなくてはならない。』

39 そこで私は主人に申しました。『もしかすると、その女の人は私について来ないかもしれません。』

40 すると主人は答えました。『私は主の前を歩んできた。その【主】が御使いをあなたといっしょに遣わし、あなたの旅を成功させてくださる。あなたは、私の親族、私の父の家族から、私の息子のために妻を迎えなければならない。

41 次のようなときは、あなたは私の誓いから解かれる。あなたが私の親族のところに行き、もしも彼らがあなたに娘を与えない場合、そのとき、あなたは私の誓いから解かれる。』

42 きょう、私は泉のところに来て申しました。『私の主人アブラハムの神、【主】よ。私がここまで来た旅を、もしあなたが成功させてくださるのなら、

43 ご覧ください。私は泉のほとりに立っています。おとめが水を汲みに出て来たなら、私は、あなたの水がめから少し水を飲ませてください、と言います。

44 その人が私に、「どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも水を汲んであげましょう」と言ったなら、その人こそ、【主】が私の主人の息子のために定められた妻でありますように。』

45 私が心の中で話し終わらないうちに、どうです、リベカさんが水がめを肩に載せて出て来て、泉のところに降りて行き、水を汲みました。それで私が『どうか水を飲ませてください』と言うと、

46 急いで水がめを降ろし、『お飲みください。あなたのらくだにも水を飲ませましょう』と言われたので、私は飲みました。らくだにも水を飲ませてくださいました。

47 私が尋ねて、『あなたはどなたの娘さんですか』と言いますと、『ミルカがナホルに産んだ子ベトエルの娘です』と答えられました。そこで私は彼女の鼻に飾り輪をつけ、彼女の腕に腕輪をはめました。

48 そうして私はひざまずき、【主】を礼拝し、私の主人アブラハムの神、【主】を賛美しました。主は私の主人の兄弟の娘を、主人の息子にめとるために、私を正しい道に導いてくださったのです。

49 それで今、あなたがたが私の主人に、恵みとまこととを施してくださるのなら、私にそう言ってください。そうでなければ、そうでないと私に言ってください。それによって、私は右か左に向かうことになるでしょう。」
50 するとラバンとベトエルは答えて言った。「このことは【主】から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。

51 ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。【主】が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」

52 アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して【主】を礼拝した。

53 そうして、このしもべは、銀や金の品物や衣装を取り出してリベカに与えた。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈った。

54 それから、このしもべと、その従者たちとは飲み食いして、そこに泊まった。

エリエゼルの説得

主人との誓い

次にエリエゼルは、主人アブラハムとの誓いについて説明する。(1)カナン人の娘をイサクの妻にめとってはならない。(2)親族のところに行って、イサクのために妻を迎えなくてはならない。(3)エリエゼルは不安になって、「その娘がついて来ない場合は、どうするのか」と問うた。(4)アブラハムは確信を持って、「【主】が御使いを遣わし、その旅を成功させてくださる」と語った。(5)ただし、エリエゼルの不安を取り除くために、例外規定を設けた。「親族が娘を与えない場合、しもべは誓いから解かれる」。この例外規定は、アブラハムがそうなるかもしれないと思ったのではなく、あくまでもエリエゼルを配慮しての言葉である。

井戸のそばでの祈り

次に彼は、井戸のそばでの祈りについて語った。(1)彼は神に助けを求めて叫んだ。(2)さらに彼は、しるしを求めた。「どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも水を汲んであげましょう」と言ってくれる娘が、イサクの嫁になるのである。(3)その祈りは、すぐに答えられた。リベカがそこに現れ、「しるし」どおりのことを行って、エリエゼルが用意したテストに合格したのである。(4)リベカはアブラハムの親戚の娘であった。(5)それを確認したエリエゼルは、直ちにリベカに装飾品をつけた。(6)そして彼は、【主】に礼拝と賛美を捧げた。

回答を要求

そこまで語ってから、エリエゼルは、イエスかノーかの答えを要求した。(1)彼には、このことが神の御心であるとの確信があったが、それが100 パーセント明らかになるまでは安心できない。(2)ラバンとベトエルは、これが【主】の導きであることに同意した。彼らは、これは人間がイエスとかノーとか言う問題ではないと回答した(当時の習慣では、こういう場合の兄の関与はめずらしくない)。(3)しもべは、祈りが100 パーセント聞かれたことを知って、神を礼拝した。(4)次に、花嫁料が支払われ、正式な婚約が成立した。(5)それから、エリエゼルはようやく食事にありついた。安心して食事を楽しむことができたことであろう。
エリエゼルは、人生の優先順位を心得ていた人である。彼は、自分が長旅を続けて来た理由を、誠心誠意せいしんせいい説明し、リベカの父と兄から了解を得た。第一のものを第一にする人は、結果的に人生のあらゆる祝福を楽しむことができるようになる。

きょうの祈り

アブラハム、イサク、ヤコブの神よ。私も、エリエゼルのように、第一のものを第一とする人生を歩ませてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

民数記15~16、詩篇19 ~ 20