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創世記9:18 ~ 19

18 箱舟から出て来たノアの息子たちは、セム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。

19 この三人がノアの息子で、彼らから全世界の民は分かれ出た。

人類の新しい歴史の始まり

ノアの3 人の息子たち

 「箱舟から出て来たノアの息子たちは、セム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である」(18 節)。大洪水の後に、ノアに息子が生まれることはなかった。従って、全人類は、大洪水の前にノアに生まれた3 人の息子たちから広がることになる。彼らの名前は、セム、ハム、ヤペテである。これは誕生の順番である(創5:32、6:10、7:13、10:1、1 歴1:4 参照)。「ハムはカナンの父である」とあるが、この部分は、次に起こることの準備となっている。つまり、父であるハムの悪い性質が、息子のカナンに受け継がれるということを表している。創世記12 章以降では、ハムの息子のカナンが重要な役回りを演じることになる。カナン人は、カナンの子孫たちである。モーセがこの書を執筆しっぴつしていた当時、イスラエルの民はカナンの地への旅を続けていた。モーセは、イスラエルの民にカナン人について教える必要性を感じていたので、「ハムはカナンの父である」と書いたのである。
 大洪水によって罪人が一掃いっそうされたわけであるが、だからと言って地上から罪が消えたわけではない。ノアと3 人の息子たちから再び罪が広がって行くのである。人類の罪を解決するためには、大洪水と箱舟以上のものが必要となる。

ノアの日

 先に進む前に、新約聖書に出てくる「ノアの日」という言葉の意味について考えてみよう(マタ24:37 ~39、ルカ17:26 ~27 参照)。(1)「ノアの日」とは、「ノアの時代」という意味である。その時代の特徴は、神の裁きが近づいているのに、人々はそれを認めず、大洪水が起こる直前まで日常生活を営んでいたことである。(2)これと似たような時代が再び到来する。それは、携挙けいきょが起こる直前の時代である。携挙が起これば、大患難時代はすぐにやって来る。しかし、人々はそういう聖書の警告のことばには耳をかたむけないで、平気で日常生活を送るのである。
 「ノアの日」から、教訓を学ぼうではないか。あの時代に起こった大洪水は、終末時代を生きる私たちへの警告である。「しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が、盗人ぬすびとのようにあなたがたを襲うことはありません」(1 テサ5:4)。今、キリストの弟子とされていることに感謝し、「ノアの日」のように生きている多くの同胞たちのために、とりなしの祈りをささげようではないか。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。神のことばを知らないこと、また、神の警告のことばを無視していることは、恐ろしいことです。ひとりでも多くの同胞が、真の救いにあずかりますように、どうか私を用いてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

歴代誌 第二17~18、ヨハネの黙示録15