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使徒の働き28:30〜31 (新改訳3版)

30 こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、

31 大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。

異邦人伝道

神の国を宣べ伝えた

 「こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた」。(1)パウロが無罪であることは、ローマ当局によっておおやけに認識されていたようである。彼は、丸2 年の間、自費で借りた家に住み、快適に暮らすことができた。(2)パウロはローマで2 年の間、異邦人伝道を行うことができた。①彼は大胆に語った。②ローマの官憲による妨げは、全くなかった。③彼は神の国を宣べ伝えた。④彼はイエスが約束のメシアであることを教えた。

使徒の働きの結末

 使徒283031 が、使徒の働きの中に記された7 つの教会成長レポートの最後である。念のために、7 つの教会成長レポートの箇所を記してみる。①使徒2:47、②使徒6:7、③使徒9:31、④使徒1224、⑤使徒16:5、⑥使徒1920、使徒283031
 パウロが宣べ伝えた神の国とは、メシア的王国(千年王国)のことである。①パウロは、地上に文字通り千年王国が成就すると信じていた。②千年王国は、字義通りの御国であり、ヘブル的希望でもある。③パウロは、この希望のゆえに捕えられた。

今も続くキリストの御業

 使徒の働きのエンディングは、教会建設の業が継続していることを示している。普遍的教会の建設は、キリストの御業である。そのために、キリストは人間を用いる。①使徒たち、②一般の弟子たち、③ペテロ(使徒の働きの前半)、④パウロ(使徒の働きの後半)。パウロの生涯は、献身した一人の人間が、どれほどのことを為すことができるかを教えている。私たちも、キリストのしもべとして献身の道を歩もうではないか。

年間聖書通読

哀歌1〜2、詩篇113〜114