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申命記3:21〜22 (新改訳2017)

21 私はそのとき、ヨシュアに命じた。「あなたは、あなたがたの神、【主】がこれら二人の王に対して行われたすべてのことを、自分の目で見た。【主】は、あなたがこれから渡って行くすべての国々にも同じようにされる。

22 彼らを恐れてはならない。あなたがたのために戦われるのは、あなたがたの神、【主】であるからだ。」

リーダーシップの移行

モーセの励ましの言葉

 ここでテーマが、「土地の分割」から「リーダーの交代」へと移行する。この箇所は、その移行期についての過渡的記録である。カナンの地を征服するための戦いが近づいている。しかし、民を導くのは経験豊かなモーセではなく、新しくリーダーとなったヨシュアである。若きリーダーであるヨシュアは、師であるモーセからの励ましの言葉を必要としていた。
 そのタイミングで、モーセはヨシュアにこう命じた。「あなたは、あなたがたの神、【主】がこれら二人の王に対して行われたすべてのことを、自分の目で見た。【主】は、あなたがこれから渡って行くすべての国々にも同じようにされる」。(1)モーセがヨシュアを励ますのは、【主】の御心に適ったことである(申1:38参照)。(2)励ましの内容は、【主】がこれまでにしてくださったことを思い出せ、ということである。【主】は「二人の王」(ヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグ)と戦い、勝利された。イスラエルの民は、【主】の戦いに用いられた器に過ぎない。(3)これまでイスラエルのために戦ってくださった【主】は、これからの戦いにおいても同じようにしてくださる。
 以上の言葉は、ヨシュアにとって大きな励ましとなった。私たちの場合も、過去に経験した神の恵みを思い出すことは、今を生きる力となる。

恐れてはならない

 さらに励ましの言葉が続く。「彼らを恐れてはならない。あなたがたのために戦われるのは、あなたがたの神、【主】であるからだ」。(1)ヨシュアは、これから直面しようとする敵を恐れる必要はない。恐れなければならないのは、神だけである。(2)恐れる必要がない理由は、【主】がイスラエルのために戦ってくださるからである。カナンの地征服の戦いは、「【主】の戦い」である。【主】ご自身がイスラエルのために戦われるというのは、申命記の主要テーマの一つである(申1:30、20:4 参照)。私たちの戦いは、本質において【主】の戦いである。(3)神の御心を行う人は、「【主】の戦い」に参加している人である。自分の生活が「【主】の戦い」の一翼を担うものとなっているかどうか、吟味してみよう。【主】が共にいて戦ってくださるなら、私たちにとって、恐れるものは何もなくなる。パンデミックの中でも、私たちの神はすべてを支配しておられることを思い起こし、新しい力を受けようではないか。

年間聖書通読

ゼカリヤ11〜12、詩篇99〜100