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申命記3:18〜20 (新改訳2017)

18 私はそのとき、あなたがたに命じて言った。「あなたがたの神、【主】は、あなたがたが所有するように、この地をあなたがたに与えられた。勇士たちはみな武装して、同族、イスラエルの子らの先頭に立って渡って行かなければならない。

19 ただし、あなたがたの妻と子どもと家畜は、私が与えた町々にとどまっていてもよい。あなたがたには多くの家畜がいるのを、私はよく知っている。

20 【主】があなたがたの同族に、あなたがたと同じように安息を与え、彼らもまたヨルダン川の向こう側で、あなたがたの神、【主】が与えようとしておられる地を所有するようになったなら、そのとき、あなたがたは、それぞれ私が与えた自分の所有地に帰ることができる。」

ルベン族、ガド族、マナセの半部族の誓い

民数記32章の出来事

民数記32章の記事を思い出してみよう。(1)ルベン族、ガド族、マナセの半部族は、大量の家畜を所有していた。ヨルダン川東岸は牧畜に適した地であったので、彼らはそこに定住したいとモーセに願い出た。(2)最初モーセは、この願いを聞いて怒った。それは、カデシュ・バルネア事件の再現かと思われたからである。(3)しかし、この2 部族半は、ヨルダン川を渡って約束の地に入り、他の部族がそれぞれの地を領有するまで、共に戦うと誓った。(4)それでモーセは、この2 部族半にヨルダン川東岸の土地を与えることにした。

誓いの実行

今、約束の地を征服する戦いが目前に迫っている。そこでモーセは、この2 部族半に、彼らが誓った内容を思い出させている。「・・・勇士たちはみな武装して、同族、イスラエルの子らの先頭に立って渡って行かなければならない。ただし、あなたがたの妻と子どもと家畜は、私が与えた町々にとどまっていてもよい。あなたがたには多くの家畜がいるのを、私はよく知っている」。(1)ヨルダン川東岸の地は、【主】が2 部族半のために与えたものである。(2)妻と子どもと家畜は、その地にとどまってもよい。(3)しかし、勇士たち(成人男子たち)は、イスラエル人の先頭に立ってヨルダン川を渡って行かなければならない。(4)残された妻と子どもと家畜のことは心配する必要はない。なぜなら、その地には【主】の守りがあるからである。
「【主】があなたがたの同族に、あなたがたと同じように安息を与え、彼らもまたヨルダン川の向こう側で、あなたがたの神、【主】が与えようとしておられる地を所有するようになったなら、そのとき、あなたがたは、それぞれ私が与えた自分の所有地に帰ることができる」。2 部族半には、同族が安住の地を手に入れるまで、共に戦う義務があった。その義務を果たした後に、ヨルダン川東岸の自分の所有地に帰ることができる。
ここには、私たちへの教訓がある。自分が救われただけで満足しているなら、信者の義務を果たしているとは言えない。先に救われた私たちには、福音の伝達という使命が与えられている。「しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです」(1 ペテ2:9)

年間聖書通読

ゼカリヤ9〜10、詩篇97〜98