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申命記3:12〜17 (新改訳2017)

12 この地を、そのとき私たちは占領した。アルノン川のほとりにあるアロエルの一部と、ギルアデの山地の半分と、その町々を私はルベン人とガド人に与えた。

13 ギルアデの残りと、オグの王国であったバシャンの全土はマナセの半部族に与えた。それはアルゴブの全地域で、そのバシャンの全土はレファイムの地と呼ばれている。

14 マナセの子ヤイルは、ゲシュル人とマアカ人との国境までのアルゴブの全地域を取り、自分の名にちなんでバシャンをハボテ・ヤイルと名づけて、今日に至っている。

15 マキルには私はギルアデを与えた。

16 ルベン人とガド人にはギルアデからアルノン川までを、谷の真ん中を国境として、またアンモン人との国境としてヤボク川までを与えた。

17 またアラバも与えた。それはヨルダン川を境としてキネレテからアラバの海、すなわち、東の方はピスガの傾斜地のふもとにある塩の海までであった。

ヨルダン川東岸の分割

ルベン、ガド、マナセの半部族

「この地を、そのとき私たちは占領した。アルノン川のほとりにあるアロエルの一部と、ギルアデの山地の半分と、その町々を私はルベン人とガド人に与えた。ギルアデの残りと、オグの王国であったバシャンの全土はマナセの半部族に与えた。それはアルゴブの全地域で、そのバシャンの全土はレファイムの地と呼ばれている」。ヨルダン川の東の地が征服され、それがルベン族、ガド族、そしてマナセの半部族に分与された(モーセは、民32章の記録を回想しながら、土地の分割について再記述している)。
「マナセの子ヤイルは、ゲシュル人とマアカ人との国境までのアルゴブの全地域を取り、自分の名にちなんでバシャンをハボテ・ヤイルと名づけて、今日に至っている」。マナセの子孫であるヤイルが特に取り上げられている。それは、彼が勇敢に戦い、アルゴブの全地域を征服したからである。その結果、その地域は、ハボテ・ヤイルと呼ばれるようになった。民数記32:41 には、「マナセの子ヤイルは行って、彼らの町々を攻め取り、それらをハボテ・ヤイルと名づけた」とあるが、ヤイルが征服した地域がバシャンなのか、ギルアデなのか、書かれていない。そこで、誤解が起こらないように、申命記3:14 では「バシャン」という地名が明記されたのである。
「マキルには私はギルアデを与えた」。マナセ族に属するマキルも勇敢に戦ったために、ギルアデの地を与えられた。民数32:39 には、「マナセの子マキルの子らはギルアデに行って、そこを攻め取り、そこにいたアモリ人を追い出した」とあった。

民数記32 章と申命記3 章の比較

民数記32 章と申命記3 章は同じ出来事を扱っているが、両者の視点は微妙に異なる。(1)前者では、モーセはイスラエルの民がいかにして土地を征服したかを記録している。(2)後者では、モーセは視点を変え、【主】がその地を与えてくださったので征服することができた、という点を強調している。
私たちの人生においても、この2 つの視点が必要である。私が努力するという視点と、神の助けによってそれが可能になるという視点である。神の許しがなければ、何も起こらない。また、行動を起こさなければ、何も起こらない。バランスの取れたクリスチャン生活とはどのようなものなのか、黙想してみようではないか。

年間聖書通読

ゼカリヤ7〜8、テモテへの手紙 第二1

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