24 だが、その日には、その苦難に続いて、太陽は暗くなり、月は光を放たず、
25 星は天から落ち、天の万象は揺り動かされます。
26 そのとき、人々は、人の子が偉大な力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。
27 そのとき、人の子は、御使いたちを送り、地の果てから天の果てまで、四方からその選びの民を集めます。
イエスは弟子たちの三つの質問に答えておられました。きょうの箇所でイエスは、「再臨はいつか、また、そのしるしは何か」という質問(第二の質問)に答えておられます。(1)その苦難(大患難時代)に続いて、世界に暗黒が訪れます。太陽や月の光が消え、星が天から落ち、天の万象が揺り動かされます。(2)その暗黒の中に、突然シャカイナ・グローリー(神の栄光)の光が差し込みます。(3)その時、人の子(王なるイエス)が、天の雲に乗って来るのを地上のあらゆる民族が目撃します。つまり、シャカイナ・グローリーの光が、再臨のしるしとなるということです。
これで、イエスは三つの質問すべてに答えたことになります。(1)第一の質問:「神殿崩壊はいつ起こるのか。また、そのしるしは何か」。その答は、「敵がエルサレムを包囲したら、それが神殿崩壊のしるしである」でした。このしるしは、紀元66年に与えられました(これは、ルカ21:20~24にだけ記録されており、マタイ、マルコにはありません)。(2)第二の質問:「イエスの再臨はいつ起こるのか。また、そのしるしは何か」。その答は、「世界の暗黒を破るシャカイナ・グローリーの光が再臨のしるしである」でした。(3)第三の質問:「世の終わりに突入するのはいつか。また、そのしるしは何か」。その答は、「世界大戦、地震、飢饉がしるしである」でした。このしるしは、1914~1918年に与えられました。
マルコの福音書13:27は、イスラエルの民が約束の地に回復されることの預言となっています(マタイ24:31参照)。この預言が全面的に成就するのは、メシアの再臨の後です。(1)再臨のイエスは、御使いたちを世界中に遣わします。(2)御使いたちは、離散の地にいるイスラエルの民を、世界各地から約束の地に呼び集めます。
神殿崩壊のしるしと、世の終わりに突入したことのしるしは、すでに与えられました。私たちは今、いつ携挙があってもおかしくない時代に生かされています。神の約束は必ず成就すると信じている人は、決して絶望することがありません。残された時間は少なくなっています。きょうも、人々に福音を宣べ伝えましょう。
きょうの祈り
天地創造の神よ。あなたのご計画は完全であり、私たちに希望と確信とを与えるものです。きょうも真実なるあなたを見上げつつ希望をもって歩みます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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創世記7~8、マルコの福音書 4
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