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ローマ人への手紙12:14 〜 16

14 あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。

15 喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。

16 互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者だなどと思ってはいけません。

愛の勧め(10)

6つの勧め

この箇所には、教会内の人たちに対して実行すべき6つの勧めが記されています。今回は、 を取り上げます。これらの勧告を実行する力は、聖霊によって与えられます。私たちは常に、位置的真理を確認する必要があります(私たちが、キリストにあってどのような者とされているかということ)。

5.高ぶらない

「高ぶった思いを持たず、」16節)とあります。(1)同じことが、ローマ1210で教えられていました。「尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい」。自分は他の人よりも優れているという思いが、教会内での問題を作り出します。(2)「高ぶった思いを持たず、」とは、「高いものに心を奪われるな」という意味にもなります。野望やぼう野心やしん、人の上に立とうとする思いが、問題を作り出します。クリスチャン生活のゴールが人格の完成であることを思い出し、人生の方向性を再吟味ぎんみしてみましょう。

6.身分の低い人々と交わる

翻訳を比較してみます(16節)。「かえって低い者たちと交わるがよい」(口語訳)、「かえって身分の低い者に順応しなさい」(新改訳)、「身分の低い人々と交わりなさい」(新共同訳)。(1)当時の信者の間には、顕著けんちょ貧富ひんぷの差、社会的身分の差がありました。そこでパウロは、社会的弱者との交わりを勧めたのです。それは謙遜を学ぶ最善の方法でもありました。(2)今の時代でも、もし教会の指導者層が、上流階級の人たちとしか交わらなくなったら、それは問題です。
パウロは、最後のアドバイス(16節)を語ります。「自分こそ知者だなどと思ってはいけません」。新共同訳は、「自分をかしこい者とうぬぼれてはなりません」と訳しています。(1)自分を賢い者だと思っている人は、他者から見ると愚かに見えるものです。(2)旧約聖書でも同じことが教えられています。「ああ。おのれを知恵ある者とみなし、おのれを、さとりがある者と見せかける者たち」(イザ5:21)。「自分を知恵のある者と思うな。【主】を恐れて、悪から離れよ」(箴3:7)。結局のところ、【主】を恐れることこそ、最高の知恵なのです。これを覚えて、この世に出て行きましょう。

きょうの祈り

イエス・キリストの父なる神さま。【主】を恐れることにより、知恵を得ることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。

年間聖書通読

申命記11~12、マタイの福音書21

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