21 在留異国人を苦しめてはならない。しいたげてはならない。あなたがたも、かつてはエジプトの国で、在留異国人であったからである。
22 すべてのやもめ、またはみなしごを悩ませてはならない。
23 もしあなたが彼らをひどく悩ませ、彼らがわたしに向かって切に叫ぶなら、わたしは必ず彼らの叫びを聞き入れる。
24 わたしの怒りは燃え上がり、わたしは剣をもってあなたがたを殺す。あなたがたの妻はやもめとなり、あなたがたの子どもはみなしごとなる。
その他の規定(分類できないもの)の3 回目の学びである。「在留異国人を苦しめてはならない。しいたげてはならない。あなたがたも、かつてはエジプトの国で、在留異国人であったからである」。(1)イスラエル人にとって、在留異国人の存在は、かつて自分たちがエジプトでどのような生活をしていたかを思い出す機会となる。異国の地で暮らすのは、容易なことではない。(2)在留異国人を大切に扱うべき理由が、いくつかある。①自分たち自身が苦しみを経験したのだから、在留異国人に対して優しくすべきである。②神の性質を思い起こして、自分たちもそれにならう。(3)ルカ6:31 では、「自分にしてもらいたいと望むとおり、人にもそのようにしなさい」と命じられている。在留異国人に関する規定を発展させると、ルカ6:31 の命令につながる。
「すべてのやもめ、またはみなしごを悩ませてはならない。もしあなたが彼らをひどく悩ませ、彼らがわたしに向かって切に叫ぶなら、わたしは必ず彼らの叫びを聞き入れる。わたしの怒りは燃え上がり、わたしは剣をもってあなたがたを殺す。あなたがたの妻はやもめとなり、あなたがたの子どもはみなしごとなる」。(1)神が人間を評価する基準は、人間が人間を評価する基準とは異なる。神は私たちを、富、地位、能力などによって評価されるのではない。私たちは、「神のかたち」(創1:27)に造られている。それこそが、神が私たちを高く評価してくださる理由である。(2)やもめとみなしごは、当時の世界では、最も弱い人たちであった。在留異国人の場合もそうだが、神は弱者を憐れみ、守られるお方である。神は、彼らの祈りを聞かれる。(3)やもめとみなしごを悩ませる人には罰が下る。「わたしの怒りは燃え上がり、わたしは剣をもってあなたがたを殺す」とある。神が、やもめとみなしごを苦しめる人を殺すのである。その結果、その人の妻と子どもたち自身が、今度はやもめとみなしごになる。
弱さを覚える時こそ、神への信頼を告白すべきである。神が愛であることを思い起こそう。神は、弱い私たちを愛してくださる。私たちが誤った道に進んだ時には、私たちを訓練し、矯正し、正しい道に連れ戻してくださる。神は、私たちのいのちの価値を、御子のいのちを犠牲にするほどに高く見積もってくださった。
感謝!
きょうの祈り
天の父なる神さま。あなたがあわれみ深いお方であるように、私もあわれみ深い者となれますように、私を助けてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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