10 わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと哀願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見、ひとり子を失って嘆くように、その者のために嘆き、初子を失って激しく泣くように、その者のために激しく泣く。
10節は非常に重要な聖句です。「わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと哀願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見、ひとり子を失って嘆くように、その者のために嘆き、初子を失って激しく泣くように、その者のために激しく泣く」とあります。(1)ハルマゲドンの戦いの終わりに、神は聖霊をイスラエルの民の上に注がれます。聖霊は、「恵みと哀願の霊」と呼ばれています。新共同訳は「憐れみと祈りの霊」と訳しています。同じ意味です。(2)聖霊は、イスラエルの民に救いをもたらす役割を果たしますので、「恵みの霊(憐みの霊)」と呼ばれます。(3)さらに、聖霊はイスラエルの民に哀願の思い(祈りの思い)を与えるので、「哀願の霊(祈りの霊)」とされます。
聖霊の傾注によって、イスラエルの民は霊的変化を経験します。彼らは、「自分たちが突き刺した者」を仰ぎ見ます。「わたしを仰ぎ見、」とありますので、話し手がキリストだということが分かります。キリストは槍で突き刺されました。ヨハネがそれを記録しています。「しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た」(ヨハ19:34)。「この事が起こったのは、『彼の骨は一つも砕かれない』という聖書のことばが成就するためであった。また聖書の別のところには、『彼らは自分たちが突き刺した方を見る』と言われているからである」(ヨハ19:36 ~37)
キリストこそイスラエルの救い主であることを理解したイスラエルの民は、キリストに、自分たちのところに戻ってくださるようにと哀願します(切に祈ります)。これがイスラエルの民の民族的回心の様子です。
メシアを拒否し続けたことがいかに重大な罪であったかを理解したイスラエルの民は、激しく泣きます。その嘆きの様子は、「ひとり子を失って嘆くように、…その者のために激しく泣く」というものです。しかし、この嘆きは無駄に終わるものではありません。なぜなら、イスラエルの民の回心は、メシアの再臨、千年王国の成就へとつながっていくからです。イスラエルの民の回心を預言した聖句としては、以下のようなものがあります。イザ32:13 ~ 20、44:3~ 5、ヨエ2:28 ~32、使徒2:16 ~21。イスラエルの救いは再臨の条件です。異邦人伝道とユダヤ人伝道の両方のために祈り、労する人は幸いです。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。私のような者にも信じる心を与えてくださり感謝します。ひとりでも多くの人たちが信仰に導かれますように。特に、イスラエルの民を顧みてください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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エレミヤ書14~15、詩篇59~60
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