1 宣告。【主】のことばはハデラクの地にあり、ダマスコは、そのとどまる所。主の目は人に向けられ、イスラエルの全部族に向けられている。
2 これに境を接するハマテにも、また、非常に知恵のあるツロやシドンにも向けられている。
3 ツロは自分のために、とりでを築き、銀をちりのように積み、黄金を道ばたの泥のように積み上げた。
4 見よ。主はツロを占領し、その塁を打ち倒して海に入れる。ツロは火で焼き尽くされる。
5 アシュケロンは見て恐れ、ガザもひどくおののく。エクロンもそうだ。その頼みにしていたものがはずかしめられたのだから。ガザからは王が消えうせ、アシュケロンには人が住まなくなる。
6 アシュドデには混血の民が住むようになる。わたしはペリシテ人の誇りを絶やし、
7 その口から流血の罪を除き、その歯の間から忌まわしいものを取り除く。彼も、私たちの神のために残され、ユダの中の一首長のようになる。エクロンもエブス人のようになる。
8 わたしは、わたしの家のために、行き来する者を見張る衛所に立つ。それでもう、しいたげる者はそこを通らない。今わたしがこの目で見ているからだ。
前回の続きを学びます。ゼカリヤは、アレキサンダー大王が【主】の裁きの執行者としてイスラエルの敵の町々を滅ぼすことを預言しました。きょうの箇所では、ペリシテの4 つの都市が列挙されます(ガテはこの当時すでにイスラエルの領土になっていたので、その名が出ていません)。アシュケロン、ガザ、エクロン、アシュドデがそれです(ペリシテの4都市)。
(1)エクロンは、最北の都市であるために最初に滅ぼされます。彼らは、ツロがアレキサンダー大王の進軍を阻止してくれるだろうと期待していましたが、それは空しい希望に終わります。(2)「わたしはペリシテ人の誇りを絶やし、その口から流血の罪を除き、その歯の間から忌まわしいものを取り除く」(6b ~7節a)とあります。ペリシテ人の高慢が砕かれます。「流血の罪」というのは、偶像にささげられた動物のいけにえのことです。「忌まわしいもの」とは、汚れた動物の肉や神殿娼婦などのことでしょう。すべて、偶像崇拝を叱責する言葉です。(3)「彼も、私たちの神のために残され、ユダの中の一首長のようになる。エクロンもエブス人のようになる」(7節b)。しかし、ペリシテ人の残された民は神に属するようになります。かつてエルサレムの住民であったエブス人は、ダビデの時代にユダに吸収されました(エブス人アラウナという人物がいる。2サム24:16、1歴21:18)。そのように、ペリシテ人の残りの者もまた、神の民となります。
神に敵対する諸都市が滅ぼされても、エルサレムは例外です。「わたしは、わたしの家のために、行き来する者を見張る衛所に立つ。それでもう、しいたげる者はそこを通らない。今わたしがこの目で見ているからだ」(8節)。(1)8節の前半は、アレキサンダー大王がエルサレムを攻めないで通過するという預言です。「行き来する者」とは、アレキサンダー大王のことです。(2)8節の後半は、メシア的王国の預言です。「しいたげる者はそこを通らない」とありますが、アレキサンダー大王の後の時代に、多くの征服者たちがイスラエルを制圧しました。従って、この預言はメシア的王国が到来しなければ成就しない預言です。
神はご自身の都を守られます。また神は、攻撃する者から私たちを守るために、敵を見張る衛所に立ってくださいます。永遠の神の御手によって守られていることを、感謝しようではありませんか。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。あなたはエルサレムを永遠にお守りになります。また、その守りの御手は私の上にも伸ばされています。きょうも信仰をもってこの世に出て行きます。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
イザヤ書52~53、詩篇55~56
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