5 私と話していた御使いが出て来て、私に言った。「目を上げて、この出て行く物が何かを見よ。」
6 私が、「それは何ですか」と尋ねると、彼は言った。「これは、出て行くエパ枡だ。」そして言った。「これは、全地にある彼らの罪だ。」
7 見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女がすわっていた。
8 彼は、「これは罪悪だ」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた。
9 それから、私が目を上げて見ると、なんと、ふたりの女が出て来た。その翼は風をはらんでいた。彼女たちには、こうのとりの翼のような翼があり、彼女たちは、あのエパ枡を地と天との間に持ち上げた。
10 そこで私は、私と話していた御使いに尋ねた。「あの者たちは、エパ枡をどこへ持って行くのですか。」
11 彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ。」
第7の幻で預言される内容は、イスラエルの中から「邪悪」が取り除かれ、それがシヌアルの地(バビロン)へ移されるということです。
(1)ゼカリヤは、第7の幻でエパ枡を見せられます。それは乾いた物を量る枡で、容量は約22リットルありました。この枡は、当時使用されていた枡としては最大のものです。(2)【主】の使いは、「これは、(イスラエルから)出て行くエパ枡」だと言い、「これは、全地にある彼らの罪だ」と言います。つまり、エパ枡の中に罪がいっぱい詰まっているということです。(3)「見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女がすわっていた」(7節)とあります。「鉛のふた」は通常のふたではありません。枡の中の罪を押し込めておくためには、重いふたが必要なのです。(4)その鉛のふたを持ち上げると、中にひとりの女が座っていました。この女は偶像礼拝、また、罪の象徴です。「彼は、『これは罪悪だ』と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた」(8 節)とあります。
(1)このエパ枡は、新しく登場した2人の女によって持ち上げられます。彼女たちは天使ではなく、悪霊です。天使が女性の姿を取ることはないし、また、翼を持つこともありません。悪霊が神の命令によってこれをなしているのです。(2)この女たちは、エパ枡をシヌアルの地に運ぼうとしています。その目的は、「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ」(11節)。(3)シヌアルの地は、悪の源となった地で、バビロンのことです(創10:10、11:2、14:1)。悪は元いた場所に送り返され、そこで葬られます。
黙示録18章では、バビロンは世界の政治の中心となります。と同時に、世界経済の中心ともなります。バビロンの商人たちは、「不正の枡」(虚偽の商法)を使って裕福になるのでしょう。このようにして、イスラエルの民の中にあった「邪悪」は終末時代には完全に取り除かれます。私たちも、今からその準備にかかりましょう。社会生活において、また経済活動において、「正しい枡」を使用することを心がけようではありませんか。
きょうの祈り
天の父なる神さま。どうか私の経済活動を清め、祝福してください。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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イザヤ書28~29、ローマ人への手紙11
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