18 だれも自分を欺いてはいけません。もしあなたがたの中で、自分は今の世の知者だと思う者がいたら、知者になるためには愚かになりなさい。
19 なぜなら、この世の知恵は、神の御前では愚かだからです。こう書いてあります。「神は、知者どもを彼らの悪賢さの中で捕らえる。」
20 また、次のようにも書いてあります。「主は、知者の論議を無益だと知っておられる。」
21 ですから、だれも人間を誇ってはいけません。すべては、あなたがたのものです。
22 パウロであれ、アポロであれ、ケパであれ、また世界であれ、いのちであれ、死であれ、また現在のものであれ、未来のものであれ、すべてあなたがたのものです。
23 そして、あなたがたはキリストのものであり、キリストは神のものです。
パウロは、ここで再び神の知恵とこの世の知恵の違いについて語ります。これはすでに、1:18~25で述べられた真理です。(1)もし自分は今の世の知者だと考える人がいるなら、その人は自分を欺いています。知者になるためには、愚かになる必要があります。(2)愚かになるとは、神の御前で自分がいかに愚かであるかを認めることです。その人は、神の知恵を身につけた真の知者となります。(3)この点を強調するために、パウロは旧約聖書から二箇所引用しています。「神は、知者どもを彼らの悪賢さの中で捕える。」(ヨブ記5:12~13)。「主は、知者の論議を無益だと知っておられる。」(詩篇94:11)。(4)人間を誇る者は、いまだにこの世の知恵に信頼しようとしています。そういう人は、神と神の知恵に信頼することを学ぶ必要があります。
次にパウロは、驚くべき宣言をします。(1)すべては、クリスチャンのもの、教会のものです。つまり、神が計画されたことは、すべて私たちクリスチャンに祝福を与えるためのものだということです。そういう観点から人生を捉えると、パウロも、アポロも、ペテロ(ケパ)も、すべて教会のために働いているということが分かります。さらに、宇宙も、いのちも、死も、現在の生活も、未来の生活も、すべて私たちクリスチャンのためのものであることが分かります。(2)そして、クリスチャン(教会)は、キリストに属し、キリストのものです。(3)そのキリストは、父なる神によって遣わされた救い主であり、神のものです。
神は私たちに最善を与えようとして働いておられます。その神の知恵に敵対する者は、愚かな者です。すべてが私たちのものであることと、私たちがキリストのものであることを感謝しましょう。
きょうの祈り
イエス・キリストの父なる神さま。あなたは私たちの祝福のために、教会をお建てくださいました。私たちはキリストのもの、キリストは神のものであることを信じ、告白します。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
エゼキエル書38~39、エペソ人への手紙6
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