8 このために、わたしは嘆き、泣きわめき、はだしで、裸で歩こう。わたしはジャッカルのように嘆き、だちょうのように悲しみ泣こう。
9 まことに、その打ち傷はいやしがたく、それはユダにまで及び、わたしの民の門、エルサレムにまで達する。
アッシリヤはサマリヤ(北王国)を征服しますが、そこで終わるわけではありません。その軍はついにユダ(南王国)にまで迫って来ます。ユダはミカ自身の国です。その地が略奪されることを思い、ミカは涙を流します。「このために、わたしは嘆き、泣きわめき、はだしで、裸で歩こう。わたしはジャッカルのように嘆き、だちょうのように悲しみ泣こう」。(1)「はだしで、裸で歩こう」とは、喪に服している姿を表しています。同じことがⅡサムエル15:30にあります。「ダビデはオリーブ山の坂を登った。彼は泣きながら登り、その頭をおおい、はだしで登った。彼といっしょにいた民もみな、頭をおおい、泣きながら登った」。(2)ジャッカルとだちょうは、荒廃した地、荒野に住む動物です。ミカは、ユダの地が荒れ果てることを思い、嘆き悲しんでいます(イザ34:13、エレ50:39)。(3)ユダの地の荒廃は、最終的にはバビロンの侵略によって成就するものです。
(1)神はご自身の民を愛しておられ、民を滅びから救おうとされました。そのために預言者たちを遣わされたのです。ミカもまたその1人でした。(2)預言者たちは、神から与えられた「悔い改めのメッセージ」を語りましたが、民はそれに耳を傾けないばかりか、預言者たちを迫害しました。(3)その状態を見て、ミカは「まことに、その打ち傷はいやしがたく」と語りました。神から派遣された預言者たちに聞き従わないなら、神の民には希望がありません。それはまことに「いやしがたい打ち傷」です。つまり、裁きを与えるしか解決法がないほど、罪という傷が深いということです。(4)「それはユダにまで及び、わたしの民の門、エルサレムにまで達する」とあります。アッシリヤ軍はサマリヤを滅ぼしますが、次にそれはユダにまで及びます。しかしアッシリヤ軍がエルサレムを滅ぼすことはありません。この点については、ミカは注意深く書いています。「エルサレムにまで達する」とだけあって、「エルサレムを滅ぼす」とはなっていません。
イスラエルの民の不従順について、ミカよりあとに出たエレミヤも大いに嘆いています(エレ8:18 ~ 22参照)。また、Ⅱ歴代36:14 ~ 16 は、バビロン捕囚の原因が民の不従順にあったことを教えています。「そのうえ、祭司長全員と民も、異邦の民の、忌みきらうべきすべてのならわしをまねて、不信に不信を重ね、主がエルサレムで聖別された【主】の宮を汚した。彼らの父祖の神、【主】は、彼らのもとに、使者たちを遣わし、早くからしきりに使いを遣わされた。…ところが、彼らは神の使者たちを笑いものにし、そのみことばを侮り、その預言者たちをばかにしたので、ついに、【主】の激しい憤りが、その民に対して積み重ねられ、もはや、いやされることがないまでになった」。回帰不能点を越えて罪を犯してはなりません。悔い改めの可能性が残されているうちに、語っておられる神に立ち返ろうではありませんか。同胞の救いのために祈ろうではありませんか。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。ミカの悲しみを私の悲しみとして受け止めます。どうか同胞が、手遅れとならないうちにあなたを信じることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。
年間聖書通読
ヨシュア記9~10、ルカの福音書4
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