2 すべての国々の民よ。聞け。地と、それに満ちるものよ。耳を傾けよ。神である主は、あなたがたのうちで証人となり、主はその聖なる宮から来て証人となる。
3 見よ。【主】は御住まいを出、降りて来て、地の高い所を踏まれる。
4 山々は主の足もとに溶け去り、谷々は裂ける。ちょうど、火の前の、ろうのように。坂に注がれた水のように。
5 これはみな、ヤコブのそむきの罪のため、イスラエルの家の罪のためだ。ヤコブのそむきの罪は何か。サマリヤではないか。ユダの高き所は何か。エルサレムではないか。
6 わたしはサマリヤを野原の廃墟とし、ぶどうを植える畑とする。わたしはその石を谷に投げ入れ、その基をあばく。
7 そのすべての刻んだ像は打ち砕かれ、その儲けはみな、火で焼かれる。わたしはそのすべての偶像を荒廃させる。それらは遊女の儲けで集められたのだから、遊女の儲けに返る。
きょうの箇所は、神の法廷がそのイメージとなっています。(1)2節で法廷が招集されます。「すべての国々の民よ。聞け。地と、それに満ちるものよ。耳を傾けよ。神である主は、あなたがたのうちで証人となり、主はその聖なる宮から来て証人となる」。「聞け」という言葉(ヘブル語のシャマ。申6:4参照)で始まっている節は、1:1、3:1、6:1ですが、それぞれがミカ書の3区分の始まりとなっています。(2)判事である神は、世界を証人に招いて、被告人であるイスラエルの民を裁こうとしておられます。(3)3節は、判事である神が地上に降りて来られるさまを描いています。神は歴史の出来事の中にご自身を啓示されます。つまり、神はサマリヤの滅びの中にご自身を現されるということです。(4)4節は、神の裁きの結果としてのアッシリヤ捕囚を描いています。「山々は主の足もとに溶け去り、谷々は裂ける。ちょうど、火の前の、ろうのように。坂に注がれた水のように」。サマリヤ(北王国)は、前722年に滅亡し、その民はアッシリヤ捕囚の憂き目に会います。
ではなぜ神の民が裁かれたのでしょうか。(1)その理由は、罪にあります。「これはみな、ヤコブのそむきの罪のため、イスラエルの家の罪のためだ」。(2)罪の内容は何でしょうか。サマリヤ(北王国)は、イスラエルの神でない神々(偶像)を礼拝していました。つまり、偶像礼拝に陥っていたのです。(3)ユダ(南王国)においては、善王でさえも偶像礼拝の影響を完全に取り除くことはしませんでした。サマリヤとの違いは、ユダにおいては真の神を礼拝しながら、その方法が間違っていたという点にあります。モーセの律法は、成年男子は年に3度エルサレムに上り、そこにある神殿で動物のいけにえをささげるようにと命じています。しかしユダの民は、あちこちに自分勝手に祭壇を築き、そこでいけにえの動物をささげていました。それが「ユダの高き所」と呼ばれる祭壇です。
山の上に建てられた北王国の首都サマリヤは破壊され、その石は谷に投げ込まれます。古代戦争では、勝利した軍が城壁の石をその基礎部分まではがすことがよく行われました。偶像礼拝は、偶像が約束する内容を信じることであり、神の目から見ると霊的姦淫に当たります。それで、「遊女」という言葉が用いられているのです。ミカよりも前の預言者であったアモスとホセアも、偶像礼拝を「霊的姦淫」と捉えました。裁かれるのはサマリヤだけではなく、ユダもまたそうです(8節以降がユダに下る裁きです)。サマリヤに下った裁きから霊的教訓を学びましょう。神は私たちを聖なる民に造り変えるために、私たちを訓練されます。神以外のものに期待するのが偶像礼拝です。自分の内に偶像を宿していないかどうか吟味してみましょう。
きょうの祈り
イスラエルの神よ。どうか私を偶像礼拝から解放してください。真の神を正しい方法で礼拝することができますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
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