10 ベテルの祭司アマツヤは、イスラエルの王ヤロブアムに人を遣わしてこう言った。「イスラエルの家のただ中で、アモスはあなたに謀反を企てています。この国は彼のすべてのことばを受け入れることはできません。
11 アモスはこう言っています。『ヤロブアムは剣で死に、イスラエルはその国から必ず捕らえられて行く。』」
12 アマツヤはアモスに言った。「先見者よ。ユダの地へ逃げて行け。その地でパンを食べ、その地で預言せよ。
13 ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王宮のある所だから。」
前回の箇所では、北王国に下る裁きが不可避なものであることが、重りなわの幻によって示されました。きょうの箇所では、なぜ神の裁きが不可避なのかが、ある歴史的事件によって示されます。登場人物は、ベテルの祭司アマツヤです。
(1)アモスは主のことばを伝える場所として、ベテルを選んでいました。ここには、北王国で最も有名な聖所があり、王自身も祭りの期間にはそこを訪れていました。(2)ベテルの祭司(おそらく金の子牛に仕える祭司)であったアマツヤは、北王国の王ヤロブアム2世に使者を遣わし、一連の出来事の報告を行います。その報告は、事実と嘘とが混在したものでした。(3)アモスが謀反を企てているというのは、嘘です。しかし、北王国が彼の言葉を受け入れることができないというのは、本当です。また、ヤロブアムが剣で死ぬというのは嘘です。アモスは、ヤロブアムの家(王朝)の崩壊を預言していただけです。イスラエルはその国から必ず捕らえられて行くというのは、本当です。
アマツヤは、以下の言葉を用いて、アモスを糾弾しました。(1)「先見者よ。ユダの地へ逃げて行け。その地でパンを食べ、その地で預言せよ」。アモスは、先見者以上の者、主の預言者でしたが、アマツヤはそれを認めず、アモスのことを「先見者」と呼んでいます。(2)またアマツヤは、アモスが金のためにだけ預言していると判断していました。アモスの出身地は南王国ユダでしたので、「ユダの地に戻り、そこで預言して金を稼げ」と罵倒したのです。(3)「ベテルでは二度と預言するな。ここは王の聖所、王宮のある所だから」。確かに、ベテルには金の子牛を祭った宮が建っていました。また、祭りの期間には王がそこに来て、滞在していました。そのための王宮がそこに建っていたのも事実です。
本来は、民を指導するはずの祭司が堕落し、霊の目が見えなくなっていました。指導者が霊的に盲目になるなら、民もまた霊的暗黒の中に閉じ込められます。これが当時の北王国の霊的状況でした。今の日本の状況はどうでしょうか。この国の指導者たちのために、また、霊的指導者たちのために、とりなしの祈りをささげようではありませんか。「そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい」(Ⅰテモテ2:1)。
きょうの祈り
天の父よ。どうかこの国をあわれんでください。指導者たちの霊の目が開かれ、彼らがあなたを恐れる人物となりますように。主イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。
年間聖書通読
民数記31~32、詩篇21~22
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